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五月晴の下

.08 2011 他素材の部屋 Other material comment(0) trackback(-)
magic-wand1c.jpg



この前の記事から2ヶ月くらいたったのだろうか。
気が付いたら、という感じ。 それほど時間が過ぎた気がしない。

ここの場に登場させることもなくなった作品の写真は随分増えた。
いつか、そのうち・・・、なんて考えていると、わさわさと枚数が溜まる。
当初考えていた、「いつか」と「そのうち」のある日、私はこの写真群に対処できるだろうか。
ちょっと悩む・・・


2ヶ月ご無沙汰していたから、今日はちょっと頑張って長めに書いておこう。



ここのところはめっきり暖かくなって、春も終盤になっている雰囲気。
もう初夏だろうし、この気温では初夏さえ飛び越えている日も度々ある。
運動量が少ない日常では汗もかかずに『春』と言えそうだが。
少し、表を歩くとか出かけて動くとか、そんなことがあると汗ばみ始める。


鉢植えの小さかった芽は、あれよあれよという間に伸びて、
ついぞこの前まで薄茶色の葉っぱだらけだった垣根は、新緑も若者くらいまで勢い良い。

虫たちは一斉に飛び交い、慌しく、冬の遅れを取り戻すように忙しなく、
鴬の歌は日増しに長く巧くなり、
お母さんネコの後ろに毛玉のような子供たちがくっ付いて歩いている。

トカゲは頻繁に現れては走り回っているし、ヘビも茂り始めた草むらへのんびり滑り消えてゆく。
池には親と同じくらいのサイズに近づく鵜が元気よく水に入り、
カエルまで後一歩のおたまじゃくしが田圃を泳ぎ回る光景。

野の花は溢れんばかりの太陽の恵みに日一日として休むことなく葉を伸ばし茎を立ち上げ、
空の色は淡かった季節から抜け出して、日差しをなお一層輝かせるような青に変わりつつある。

この激動の命溢れる短い季節は、毎年賑やかで、見ているだけで胸が躍るよう。





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しかし季節は移り変わっても、私のPCは調子が良くないままなので、
まだまだ先に書いた「いつか」は遠く。 
・・・もう結構古いPCだから、そういうものかも。

今年はこのペースなのかな、と思う最近。 それならそれで。



今年、作品は去年よりも少なく作っているかもしれない。
でも何かしらを日々作り続けてはいる。

それらはこの場ではあまり紹介するようなものじゃなく、
どちらかというと、何のことはない日常の流れによるものたちかも。

ここに出しても場違いなんだ、と思うもの。

だけどそうした『日常の作ること』もまた大切な部分で、
これまで何に遠慮してそれらに席を持たせなかったかと今思う。
多分、私の癖なんだろう。 ここはこれ、と思い込んで過ごしてしまう癖。
この場は革のものが中心、としていたから・・・



現在の私は、静かに毎日を大事にしている、と思う。
知らず知らずの内に、不要な焦りや緊張にアンテナを張り巡らせてしまうこともない。

こういう時間の流れ方に身をおくと、
つくづく自分はひっそりと生きていたい性質なのかも、とぼんやりよぎる。
合っている、というべきか。

物忘れのひどさに磨きがかかっているので、尚一層、時の流れは時計ではなくなる。
これはこれで、私のリズムとして定着していくのかもしれない。

それがいい、と思う。


自分の身は、自分で扱える範囲がいい。
体も、心も、精神も。

未熟で良いという意味ではない。 
成長に伴う変化が訪れれば精一杯それを学び、越えるもの。
でも越えた後に穏やかな平野が続くなら、それは走らずに歩いていいと思う。

変化が必要なら、死ぬまでに時が用意してくれる。
必要ないときなら、時はそっとしておいてくれる。

その中で、自分自身を知って、大切に出来ればいいな、と思う。
無理をする必要はない。


人それぞれだが、私にはこのくらいが扱いやすいようだ。




これから夏に向けて季節は更に疾走してゆくことでしょう。

どうぞ皆さん、またの日までお元気で。
日々に祝福あらんことを。






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ヘアピン

.08 2010 他素材の部屋 Other material comment(0) trackback(-)
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午後、ぼんやりしながら思い出していたのは、髪飾りのこと。


展示会で見たことの中で、幾つか勉強になったことがあったのだが、
一つに小さな飾りがとても多いこと。

髪飾りやブローチなど、いろんな種類を皆用意していたのが印象的だった。


ブローチ・・・ バレッタ・・・ ヘアゴム?
こんなに使うものかな、と不思議に思って眺めていると、
来展した人は女性が多かったからか、次々に買っていく。

へぇ~と眺めていたのだが、どうも用途通りに使うだけじゃないようだ。

何にでも使える、と話しているのを聞いて、ふぅんと感心していた。
バッグにつけるとか、帽子に留めるとか。 腕につけるとか。

全然考えたこともなかったので、やたら感心してしまった。


そういえば、60過ぎくらいの女性が、私のマグネットを見て
「ああ、これブローチだったらショールにつけたかったな」と言っていた。

女性って何にでも飾れるんだなぁと驚いた。




pin2.jpg
(↑この状態は火バサミみたい)



それで金具をあまりそろえていない私に、ああいったものの何が作れるかな、と
家にある材料で試しに作ったのがヘアピン。


ヘアピンは真鍮線をなまして叩いて平たくしてからピンの形に曲げた。
これで作りが合っているのかどうか分からないが、
とりあえず写真の状態からもう少し形を作って、革を飾りにつけてみた。

飾り・・・といっても、先端におさまる単純な作りを考えていたので、
適当に今回はただの丸。
円形の茶色い革で先端を挟み、オリーブ色の糸でかがって終了。


ヘアピンとして使わなくても、複数の紙をまとめるクリップのように使ったり出来そう。
真鍮のヘアピンは焼き入れしたのでしっかりと硬い。

ヘアピンの構造って一応ちゃんとあるんだな、と作っていてこれもまた勉強。
少し開いても、曲線が緩くても、髪の毛を押さえる強度がなくなってしまう。

面白いなぁ。 作らなきゃ一生気にしなかったかもしれない。




ヘアピンは作れるようになったから、今度は飾りをもっとちゃんと考えないと(笑)
使用していて外れないもので、丈夫で、形が崩れにくくて、
そしてもっと魅力的なもの。 これが一番難しい課題だ(笑)


真鍮で作ったヘアピンと革の飾り。

また登場すると思います・・・




カード立て

.23 2010 他素材の部屋 Other material comment(0) trackback(-)
cardstand.jpg



備品の一つ、カード立て。


さっきまでこれを作っていた。

朝起きてから、朝食を食べて洗濯物を干して、
ノコギリとドリルの音を立てて、
絵の具で色を塗って針金をクリップバネに曲げて、
3個のカード立てができた。

備品というのは目立たないのに、ないと困るものである。




朝食を食べている時、作品説明のカードをどうしたらいいか考えていた。

展示会に出すとはいったものの、
一体どのくらいの場所を使えるかよく知らないし、
使う場所が机も台もない場所かもしれないし。
もしかすると机や台の一角を使わせてくれるのかもしれないし。

準備をするにも、私には見当がつかないことが割りとあることに気付く(遅い)。

置く机などがないなら、カードは壁などに貼る。
でも机があったらカードを立てるものもあったほうがいいかなぁ・・・と。

あれこれ思いを巡らせていたのだが。


結局無難な線で、どちらであっても大丈夫なようにカード立ても作ることにした。



こういうことに触れると、知らないことが沢山あると思う。

それほど気にしなくて良さそうなことでも、
そういうことのほうが、かえって裏方で万事準備を怠らない気遣いがある。



昔、ペルシャ絨毯を売っていた頃、
オーナーのイラン人が手際よく準備を進めるのをぼうっと見ていた。

彼らにとってはしょっちゅうだし、毎日だし、実家もそういう家業だし、
普通のことなのだろうけれど。
でも感心する。
笑い合いながら、話しながら、次々に『売り場』は出来上がっていくのだ。

展示する場所がだだっ広くても、とても狭いスペースでも、自分のものにしてしまう。
石畳の上、コンクリートの上、タイルの上・・・

あっという間にそこだけ時代を超えた文化の場になるのが、毎回見ていて見事でならなかった。


冬季、車で旅売りをした時、夜になってオーナーのイラン人が車から降りた時がある。

どうかしたのかと訊ねると、彼は『あなたと車で眠るわけにいかない』と答えた(イスラムだから普通)。
『外で寝るつもりか?』と驚いて聞くと、彼は絨毯を2枚荷台から下ろして笑っていた。
私は慌てて、自分が外で寝るからあなたは車で寝てほしい、と言った。
私の車じゃないし、オーナーが外で寝るなんて、と私は思ったからだ。

すると彼はそれを止めて、『あなたは女性だからそこにいなさい。』と
車の脇に絨毯(売り物)を敷いて、そこに寝転がってからもう1枚の柔らかい絨毯をかけた。
なんだか申し訳ない気持ちになって、寒くないかと訊ねると、
『絨毯売りはね、絨毯があればどこでも眠れるんだよ。これは私の家。』と彼は答えた。


その夜は寒くて、私は毛の深い絨毯をあてがってもらって大丈夫だったけれど、
外で眠っている人間が心配で寝るに寝れなかったのを覚えている。

それでも窓の外をのぞくと、彼はぐっすり絨毯の中で眠っていた。





話しが脱線した。

どこにいても、自分の誇りになるような作品と一緒だと自分の場所になる。
そんな人のことを今更思い出す。
もっとあの時身を入れて学んでおけばよかった、なんて思いながら。


自分がそこに居る。

自分の人生を使う相手と一緒に居る。
日々の糧になる、生活の動力になる、自分もそこに生きる。

備品一つでも、自分の生活の一部が混ざっている。



これから先は知ることが沢山ありそうだ。




cardstand2.jpg





黒曜石のネックレス

.19 2010 他素材の部屋 Other material comment(0) trackback(-)
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随分久しぶりに黒曜石を触った気がする。
黒曜石を見るといろいろと思い出すことがあって、この石は特別印象強い。



昨日のネックレス繋がりで、今日もネックレス。
これは今日作ったのだが、遠慮せずに銅線を使うことにした。
革も革でかなり逞しい革を使ったので、銅線に負けないでしっかり表情を持った気がする。


黒曜石は研磨などしていないものだから細かい傷がいっぱい。

それでいいかな、と思う。

傷だらけだと人目にはどうか知らないが、私にとっては親しみが湧きやすい。
手にしやすく、惹かれやすく。





obsidian-nk2.jpg



実物大の写真。

画面に並べてみたのだが、ほぼ同じ大きさである。
結構大き目の石なので存在感がある。


黒曜石は革で巻いてある。

一見、落ちそうな危なっかしい見掛けだが、これが意外に大丈夫。
革の包みのラインに銅線が入っていて、その銅線で石が出て行かないように固定してある。

普通につけている分には多分問題ないはずだ。
意図的に石をとろうとしなければ。


革紐も大きな石に負けず劣らず、太い。

この太い紐だとまずちぎれない。
ちぎれる時があるとしたら、その時は首のほうがいかれてしまうだろう。

逞しい革だけど、女性に向かないというのでもない。
銅線のコイルはスライドして長さが変わるので、着けようによってはあっさり馴染むと思う。

トルソーでもあれば、説明するよりもすんなり納得できそうだ。
今後、ネックレス用にトルソーでも探してみよう。




これを着ける人は誰だろう。

無骨ながっしりした黒曜石のネックレス。
きっとこれを気に入った人の胸に垂れる時、すごく良く似合うんだろうな。

この革じゃなきゃダメで、この傷だらけの黒曜石じゃなければダメで、
その人じゃないとダメなんだ。



よく思うのだけど、こういうものにも出会いがあるんだろうなぁ、と・・・





obsidian-nk3.jpg









脇役の大事さ

.18 2010 他素材の部屋 Other material comment(4) trackback(-)
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このネックレス、別に私がぼけて二度載せたわけではない。

ちょっと前に作ったネックレスなのだが、その時気になっていたことが一つあった。


それはこういうものを作るとき、毎度のように考える部分なのだけど革以外の部分。
小さな金属の部分に、毎回何となく抵抗を感じている。


金属は嫌いじゃないのだ。

ただ、使い始めると楽をする感じがあって、それで私のようなものぐさな人間は癖になる。
使うときも気を遣っていることが多い。そのせいか、控えめな存在だ。

とはいえ、あまり気を遣って控えめ度が上回るとバランスが取れなくなる。

この前作った状態では、そのバランスの良くなさが見えていてしばらく気になっていた。



脇役としての革以外の存在に、どう接したら丁度良いのか未だにピンと来ない。
でも今日はちょっと見方を変えて、気になっていたネックレスの金属部分を取り替えることにした。
細かった銅の針金を取って、少し太い真鍮線を曲げたコイルに換えた。

交換してしまうと、胸の突っかかりみたいなものが消えて、
「ああ、こっちのほうが良いんだな」と思えた。
もっと金属が目立ってしまうかと心配はあったが、革の重みのほうが勝っていて大丈夫だった。


と、こういうことで、今日はこれ以外に載せるものがない。

これまで気になっていた幾つかのアンバランス軍団を見直して、修正できるものはそのようにした。
違和感の残るものは全部チェックして、上手い具合に交換できたものは、やっと落ち着いた姿になった。



組み合わせ。

脇役であっても結構影響力が大きいなぁとしみじみ思う。





ここ数日間は、少し停滞気味。

思考が何となくゆっくりになっている感じ。
どうして、とかは、いつもどおり分からないけれど・・・


最近、新しい話が持ち上がっている。
急ぎでもないのだけど、作るものをネット販売にするとかどうとか。

私が仲介の存在を信用できなくなっているから、私が直に販売することに物事が進んでいる。

そのほうが確かにいろんな意味で私の懸念が薄れるのだけど、
人馴れしていない自分に今度は心配が出てくる。


あまり気にし過ぎないように、もっと気楽に受けとめられたらいいのだが・・・





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もう一本の魔法の杖

.15 2010 他素材の部屋 Other material comment(0) trackback(-)
magicwand4.jpg



昨日作ったものはサイズが手の平くらいなのもあってか、
画家に見せたら「あ、かんざし作ったの?」と・・・・・・・・・・・・・

言われてみたらそうだね・・・
かんざしに見えなくもないな~と苦笑い。 

「違います、魔法の杖なんです。」と一応言っておいたが、
一度かんざしとして見てしまうと、これがまたかんざしに見えてしまうもので。



今日のは、色も塗らず白木のまま。
頭に小さな光をはめて、革で巻いて押さえたのみ。

これならかんざしっぽくないだろ、とちょっと笑顔。




magicwand6.jpg



光る部分が必要かどうか、少し考えてみたのだが。

こうして太陽の光に反射しているのを見ると、やっぱり似合っている気がする。


この丸いのは球体なので、杖の頭にぽこっとはまるようにくぼみを作った。
そこに置くと半分くらい埋まる。
直径より二回り小さい穴を開けた革を巻いて、ぐるぐると握りの部分に回して結んだ。

光が目立たなくなるかな、と思ったけど、結構大丈夫だった。


うん、今度こそ魔法の杖だ。(と思う)






magicwand5.jpg



昨日は枝を先細りに削って塗装をしただけだったので時間はかからなかった。
今日はねじれていく形に削っていたので意外と時間がかかった。

実際は削っている時より、紙やすりでヤスリがけをしている時間のほうが長かったのだが。



こうして作ってみると、太さのある枝や根のほうが杖作りには良いのかな~と。

私は小枝を使ったのでそう感じただけなのだが、
何というか、既に円柱のような状態になっている木を削ると芯がある。
枝が伸びるための髄があるので、それがしっかりした硬さを保ってくれる。
根もそうだと思う。

杖は細長いものだから、芯を取り巻く外側に大きく装飾した後、
真ん中に硬い芯が残っているのといないのとでは持ちが違ってくるのでは。

実物サイズの杖を作る時、木材そのものが硬いなら問題ないのかもしれないけど、
一枝(もしくは一根)を削っていって作るほうが丈夫そう。



木の加工は初心者なので、これだけねじれている形に削ると、内心おっかなびっくり。

何かの拍子にぽっきり折れてしまうかも・・・と削る手も慎重に力を込める。
私の彫刻等は現在刃こぼれがひどくて全滅なので、これは小刀だけで削った。
だからうっかり力が入り過ぎると、時々びっくりしながらの作業だった。

だけど芯の部分に刃が当たってもそれまでの力では簡単に進まない。

そういうことがあって、芯があったほうが、多分大きな杖も耐久力があると思った。





魔女の持つ杖なのか、魔法使いの持つ杖なのか。
それともどこかの仙人が持つのか、とにかく魔法が使える誰かが持つもの。
そんな素敵なものを作っていると、それだけでどうしてか高揚してくる。


10月の間はロマンがいっぱいで気分が良い。





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魔法の杖

.14 2010 他素材の部屋 Other material comment(0) trackback(-)
magicwand.jpg



魔法の杖、というのはいろいろとあって。

いろいろ、というのは、形が様々で使い道も様々という意味で。
魔法の杖は世界中に沢山ある。


ヨーロッパに限らず、アジアでも、中東でも、南米でもアフリカでも、
とにかく杖というものに魔力が宿ることは多いらしい。

非常に魅力的な話だが、実話となるとこれがまた寂しいほどに少ないのも事実。

谷川俊太郎さんが何年か前に、魔法使いになりたい子供の質問に答えていたが、
「何でこの世界に魔法があるのでしょうか?」という質問に、
魔法がこの世界にあるといわれるのは、その子の様に魔法を望む子がいるからではと。


望むから在る。


なるほど、簡潔な答えだ。
これといった確証など必要なく、そういうものかな、と思える。

それでいい。





magicwand2.jpg



乾いた一本の小枝を削って作った魔法の杖。


削った枝をなめらかにして、色を塗り、保護材を塗る。
柔らかい薄い革を巻きつけて、真鍮の針金で押さえた。
小さな羽根と木と石・珊瑚と骨・古い銀のビーズをつなげて、おまじない。


たったこれだけのことでも、何だか特別なものが出てきた気分になる。

そうだ、一番上にも赤い石がくっついている。
何という名前だったか忘れたが、私のところに随分前からあるものだ。

多分、これがエネルギーを保っているんだろう。 と、思う。
杖の場合、くっついているものは結構重要なのだ。



だけど杖自体は大体が木製。

本体になる木に力がなければ杖作りに選ばないらしいので、
やはり何の木でどんな木であるかが一番かもしれない。

引っ越す前の家で小さな庭があったのだが、そこでトネリコの木を育てていた。

トネリコは北欧神話などに登場するが、日本のトネリコもちゃんとある。
北半球ならどこにでも生えている木なのだが、このトネリコの木が魔法の杖作りに使われたりする。

さすがに生えている木を切ってまで杖を作ることにはならなかったが、
古の人々が魔法の力を見た木が庭にあるだけで何となく幸福な気持ちになれた。




まだ、小枝はもう1本ある。

魔法の杖が1本だけというのも良いかもしれないが、
もう1本あってもそれはそれで良いだろう。

明日もう一つの杖を作ろうと思う。



真夜中に月が窓からのぞく頃、香を焚いて机に諸々の材料を並べて、
心の焦点を絞ったら呪文を間違えないようにしっかり唱える。

それで魔法がかかったら、この杖も次に作る杖も相当掘り出し物になるだろうな。







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トレイの色

.08 2010 他素材の部屋 Other material comment(0) trackback(-)
h-mg-t.jpg


昨日のトレイを塗り替えることにした。
昨晩、白っぽい色のほうが黒やオレンジ色には良いと思い、塗り直し。


個人的には焦げ茶色の深い色が好きなのだが、
作ったものに合うかどうかが大事なのでこうなる。

白い色に変身すると、雰囲気もちょっと変わるものだ。

h-mg2.jpg

黒っぽい色というのも良いものだけど、
白いと・・・

変な言い方かもしれないが、古く見える。


・・・うーん。 古いという色は、イメージでは暗い色やくすんだ色。
それなのに、なぜ白い色に古いと感じるんだろう??


白くなったトレイはちょっと古くなった気分。
不思議だなぁ。



木箱

.25 2010 他素材の部屋 Other material comment(0) trackback(-)
woodbox3.jpg



昨日作っていたのはこれなのだが、途中で行き詰ってしまった。


この木箱のサイズは9cm×9cmの正方形。
厚さは2cmくらい。

木箱を閉じる時の留め金を考えていたのだが、持たせたい雰囲気などもあるし、
どう大目に見ても、手持ちのものや市販の留め金では間に合わないと思った。

似合うに似合わない、があるのだろう。 ものであっても。


そういうことで昨日は箱を作ったのみに終わり、
今日になって新しい素材を探しに出かけた。

私があまり手を出そうと思っていなかった、金属。


真鍮線と細い真鍮のパイプを買ってきて、火でなまして小さな尾錠を作った。
ただ丸めるだけの作業な筈なのだが、火が恐くて上手く出来ない。
一度目は失敗して、もう一度やり直し、小さな尾錠の出来上がり。

2日でようやく完成した、小さな木箱。




woodbox2.jpg



この木箱は、あの青い絵柄のプレートを入れるために作った。

そのままでは散らばってしまうし、まとまっているほうが存在感がある。
見る人だって、皆一緒になっているほうが見やすいもの。


お皿の横、一箇所だけ空いているのは問題ない。

ここにメッセージカードを入れるから。
短いメッセージ、何か良い言葉を思いついたら書いて入れる。




木箱の素材はバルサで出来ている。
とても軽く、とても儚い。

加工はしやすいが、丈夫さには欠ける素材だ。

バルサという素材を初めて使ったが、驚くことがたくさんあった。
丁寧に注意して扱わないと壊れてしまうし、
押さえつけていて跡がついたり割れが出たり。

形を切り出し始めてすぐ、革張りにしてしまおうか、とよぎったが。
でも折角、木箱の風合いを出せるというのに革を張っては違うな、と思い直した。


面白い素材だと思うが、これなら革のほうが楽だなぁ、と何度か弱音をこぼした(笑)

これからも余ったバルサ材を使って、きっと革のものをより良く表現することも出来るだろう。
今回は実験的な感じだったが、新しい素材を少しずつ役立てていきたいと思う。




今日の箱、革が使われている部分は少し。

革はちょっと脇役になってしまったが、ベルト部分の革ともう一つ、
良い雰囲気を出してくれた背革がある。


今回の好きな部分、私はこの背中側だった(^^)





woodbox.jpg




青い絵柄

.23 2010 他素材の部屋 Other material comment(2) trackback(-)
Azulejo.jpg



昨日、記事の中で『粘土は助っ人だから・・・』と言っていたわりには。

夜中になるとどうしても作りたくなって、『簡単なやつだったら、良いかな・・』と
言い訳を考えながら数日前からちっちゃいプレートを用意していた。

知らない分野の素材を見ると(入手すると更に)、
どうにも大人しく出来なくなるこの性分。
夢中になりすぎるのを抑えるのが精一杯。

何かを作りたくて作りたくて、どうにかしてやってみたい・・・ この歳でもこれか~


全然素人なんだから、失敗だらけで平気!とまで思えるのは
ただ単に触りたくて作りたいからという口実にさえ思える。

とにかく何でも良いから、簡単で良いから、何か作りたい。


でもどうして良いかは分かっていない(笑)

それで、『乾いたところに絵を描けば、何となく形になるかもしれない』と
それだけ目的にして作った平たい正方形と円形のプレート。

恥ずかしいことだが、ほとんど考えなしである。


それで今日は丸一日涼しい雨の日だったので、更に都合が良い。
言い訳としては、『手元が暗いから簡単な作業のほうがいい、絵の具を使うなら単色がいい』。


という長い前置きで、今日は乾燥粘土に絵を描いた日になった。





Azulejo1.jpg


お皿に見立てて、絵の具で模様を入れた3枚。
お皿としては歪みが目立つので使用は困難だろうが。

直径3,5cm。

・・・・・靴を作るときもこのcmだった。
私は無意識に3,5cmが好きなんだろうか?

まぁ、いい。


今回描いた絵柄は、いろんなサイトにあった青い絵柄のタイルや食器を見て、
私の好みのものを選んで描かせてもらった。

手描きでこその表情や素敵な雰囲気が、見ているだけでも楽しい。





Azulejo3.jpg



このプレートはちょっと小さめ。

4種類あって、四隅に小さい模様が付いている。
小さく絵を描くので難しいなぁ、と真剣になってしまった。




Azulejo4.jpg


ほんの少し大きい5種類のプレート。

こちらのほうが若干大きめなので先のものに比べると
少し気持ちが楽に描けた。





Azulejo5.jpg




もしもこれが本当の大きいタイルに描くのだとしたら。
それを考えると次々に、私が描いても良いならこの絵はどうだろう、とか考えてしまう。

タイルに絵を描く、食器に絵を描く。

殆ど芸術の世界なのに、庶民の側から決して離れない職人の絵。
こうした伝統が穏やかに麗しく漂う国に生きていたら、それはとても恵まれている気がした。


私が参考にしたのは、ポルトガルの青い絵。


小さな小さな絵を描いている間、
頭の中に、いつか人から頂戴したファドという音楽を思い出した。
叫ぶように歌う女性の情熱的な曲が頭に巡る。

そうか、と言葉にならない何かが閃いて、白い影のように風景が見えた。



窓の外は雨。 時折強く、時折弱く、歌うように雨は落ちる。
薄暗く、薄明るい窓の光。 
太平洋から近い私の部屋の窓に潮の匂いが立ち込める。

太平洋の向こう、さらに大きな大陸を越えた向こう側の海にある国。


一昨日も昨晩も、何の気なしにポルトガルの料理を作ったのも、
ちょっとだけ不思議な繋がりのように思えてくる。
ただ大好きなコジードと鶏のアロースを作っただけなのに、
行ったことも見たこともないポルトガルに少し近づいたお得な気持ち。


さて、意外と良いものが出来たがこれらを何にしようか。

マグネットにしようか、クリップをつけようか。
用途を考えなければ(笑)


そのうち誰か、もらってくれる人を探して好きにしてもらうのも良いかも。

やっぱり作って楽しかった。






Azulejo2.jpg


余った小さな塊の粘土。 それは丸めてパンにしようと思った。
パンにしては・・・ 少々こげているが。


普通サイズのネズミから見ると、このパンでは全く腹の足しにならないね。





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