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海から来たもの

.04 2009 一滴の栄養の部屋 comment(0) trackback(0)



今日は海へ行った。
夕方に着いたので、海は人が帰り始める頃だった。

沢山のヨットが強い風に倒されて、次々に浜に戻ってくる。
雨も降り出してきて、強い風に雨という素晴らしい夕方の海。
人がいなくなりつつある中、私は砂浜を歩いた。





波の足跡が模様を作って、静かにだけど、海は少しずつ満ちてきていた。
しばらく波打ち際に立って、靴が濡れていくのをほっといた。

一瞬で模様を残す波の動きを見ていたかった。





波打ち際から離れて、今度は砂浜の上がったところをゆっくり歩くと。
一枚の羽が強い風になびきながら砂から外れずにいるのを見た。

この羽が誰のものか、持ち主がまだ生きているのか。
飛ばずにそこに居続ける羽に想像する。





帰り道、ポケットに入れたお土産を何度も何度も出してみていた。
嬉しさが消えない。
何かの骨だ。黒くなるまでひんやりした時間を静かに過ごした骨。
折れた部分さえ丸くなって砂の中で眠り続けた。





これもそう、脊椎か何か。灰色がかって波のかかる水際に埋もれ続けた。

ものすごい時間の流れを今、手のひらに感じている。

この骨の持ち主が、かつて生身であり、
赤い血を体に流していた私と同じ生き物であったことを考えると、
これも出会いだと嬉しくなる。

何十年も経ったのだろう。
そして、今生きている最中の私の手の体温が移って、骨が温まる。

こんな時間を越えた出会いは、こういう風にしかなかなか叶うものではない。
そう思うと、なお海からの贈り物に感謝するばかり。


アクセサリーにはしないかもしれないけれど、
良い形でこの贈り物を活かしたいと、いろんなことを考える。
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