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リデュース

.17 2009 革の部屋 Leather comment(2) trackback(0)


昨日、工房から端革が届いた。

私生活だけ見たらぐったりすることだらけの人生時期の中で、こういう場面はひとしお嬉しい。
職人さんがいつも言う、『少しだけどごめんね』『小さいけど入れておきます』は、今回も全然違っていた。

その職人さんは以前も書いたのだが、本当に本当に革を目一杯使う。
出来る限り使い切るために、バッグの定型を越えるバッグを作る人だ。
といっても物理的に不可能なものは作らないので、見栄えだけのバッグではない、と言う意味。

この人が送ってくれる革。
本当はもっと使えるだろう大きさも、今回は入れてくれた気がする。
大きめの革で紐をたくさんとれるようにしてくれたのかもしれない。
でも職人さんにそういうことを訊いたとしたら、多分こう言うのだ。
『違うよ、それくらいの大きさもたまにはあるんだよ』

小物を作る時間のない多忙なカバン職人だから、私からみて大きい革でもそのサイズ用に使う暇がないのかもしれない。


箱のふたを一度開けたら、もう閉められなくなるくらいの量。
私はその革を一つずつ手にとってしばらく考えていた。
自分の仕事って、どんな分野だろう?と。

リユースですか?と尋ねる人もいるが、リユースとは違うかも。
私の仕事は「要らないと判断された素材を使って物を作る」こと。
リユースは古着とか、家具とか、を壊れたら直して使う、ということだと思う。
「端材」は壊れているのではないし、原型が物としてあるものを再利用するのでもないからリユースではないのだろう。

消費を抑える、という感じではないか。
リデュースのほうなのかも。
使用を減らす、とするなら。
どこまで無駄にしないで使えるのか。どのくらい使いきれるのか。

カバン職人さんが『この大きさはもう使えないかもなぁ』と見つめる革の大きさ。
でも、使い道はある。それは小さな物作りなら出来ることだ。
1枚2枚3枚なら、というのではなく、その大きさならこのものが作れます、という使い道。

それを作り出していくことは、リデュースに繋がっていくのかと思った。
沢山の革の入った箱を両手に抱えて、そのずっしりした重さを大切にしていく、自分の居場所がある。

やっぱりこれは小さいけれど大切な仕事なんだ、と胸に刻んだ。
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