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白いヒョウの話

.03 2009 未分類 comment(2) trackback(0)



これはユキヒョウの絵。
このヒョウを見たことのある人は多いだろうと思う。
動物園での飼育頭数が多いから。

世界で600頭くらいが動物園に飼育されている。
野生では3500~7000頭いるという。
例えば何処かの市の人口くらいだ。3000~7000というと。
でも、忘れてはならないのは、それだけしかこの種類は生きていないこと。


この白いヒョウの美しさが薬になると信じている人がいる。
腹の毛が12cmにも及ぶフカフカの毛皮を買う人がいる。
死ななきゃ買えないのだ。
だが、ユキヒョウが生息する場所は緑豊かな場所ではなく、海抜3000m以上の岩だらけの高地。
人と偶然会えるような道や地図のある場所ではない。崖と谷しかないようなかくも困難な地域だ。
そこまでわざわざ出向いて、殺して、それから買うことになるのだ。

過剰な密猟くらいしか、この動物の激変的な減少は起こりえないということだ。


人を襲うことのないユキヒョウ。
人と遭遇しても、まず逃げると言われている。
相手が自分の命に危険をもたらすか、自分の子供を狙われていると判断した時くらいしか立ち向かわないらしい。


時に家畜を襲うが、高地に住む人々の家畜の話だ。
その人達の財産は家畜で、職が牧業。町なんかより遥かに遠い場所に住んでいるため、家畜を養って生活を立てるので一杯一杯。
その人達が、ヤギや馬に草を食べさせるために、草のある場所へ連れて行く。

すると。
ただでさえ、そこは潅木もまばらな草木少ない岩の谷。

わずかな草で生きている、そこにしか生息していない草食動物は、他所へ移って草を探すことも出来ずに食べ物が家畜に食べられて、頭数は減っていくことになる。
そうなればユキヒョウもその草食動物の減少のために食べられなくなる。

そして、家畜を襲うのだ。


こんな悪循環により、このヒョウは怨恨もあって殺される。
密猟者に居場所を知られる。
そして違法とされていても、取締りの加減も人によって緩むような人社会で『土産』として死体が高値で稼ぎになるのだ。


その巡りは、たった今も普通に夜闇を縫って生活の糧と称されて、断ち切られていない。

ユキヒョウは狩られることない位置にいる動物だ。
その脅威が人間とは。
食物連鎖でもない、理解しがたい飾りと寿命の健康の欲のための、死。


動物園で過ごすユキヒョウはあの悠久の連峰と蒼天が毎日浮かぶのではないか。
だが、勝手な生き物のせいで、生き残りの意味さえ『飼われる』ほうに天秤は傾く。




明日の絵はアメリカアカオオカミ。
一度、絶滅したと思われた狼の絵。



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