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いつも

.08 2009 一人芝居の部屋 comment(2) trackback(0)


休日の時間は、のどか。

のどかが一番いい。 いいんだけどね・・・




もう見飽きた人もいるだろうけど、木々や海や動物や野菜や空や・・・


私にとっては、こればっかりでいい、といつも思える写真ばかり。







牧場に行って唯一、外に繋がれていたヤギの写真。
このオスヤギ以外は皆、鉄柵の内側に数十cmの鎖付きで繋がれていた。
だから写真に撮る気になれずに、黙ってその悪環境を見つめて立ち尽くした。

牧場は好きだけど、昨日初めて行ったその牧場は好きになれるはずない場所だった。

そういう場所は知らないだけで多いかもしれないけど。

胸に苦しいものを握り締めて、牧場を後にした。
もう二度と行かないだろうな。と思いながら。



行かなきゃ私はとりあえず無関係ね、というものではないが。

かといって、行ってどうなるものでもない。













ここはちょこちょこ訪れる水鳥のための大きな池。

あの牧場ではカモが一羽、鳥かごに入れられていた。自分の体と同じサイズのカゴに。



ここの水鳥は自然に飛んできて、池の真ん中にある盛り土の島で繁殖をしている。

川鵜もいれば、白鷺もゴイサギも見かける。
カモだけで何種類かいるし、逃げてきたと見られるアヒルもいる。

頭上ではトンビが群れで弧を描く。


自由であることは、いつだって誰の上にだって、なきゃならないもので。


誰一人それを好きににしていい権利なんて持ち合わせていない。

水鳥たちは暢気にもぐったり、水で羽を洗ったり、突っつきあったり、飛んだり。
トンビは私を見ていて滑空してきては食べ物がないかと伺っている。


どうかこのままで。


そう思う。










家畜、という存在がないと人は弱いから食べることに事欠くんだというのは分かっている。
私だってその恩恵に常日頃から与っている。


だけど、一生同じ場所から動くことを許されない鎖を首にかけられて生きる「家畜」。

それ以外の方法は無かっただろうか、と頭に疑問が浮かんで止まなかった。


広い場所がないから牧場経営はそういう方法もとるのだろうが。


これ以上は、そこから先に関わっていない私が言えることではない。
その人たちにはその人たちの何かがあるのだ。

見ただけで、良心的に傷むという個人的な感覚で責めてはならない部分だろう。



目を合わせようともしなかった、ハエを尾で払う数十頭の牛達。
何故その看板の必要が在るのか、『牛さんたちは可愛がられています。』という柱に打ち付けられた看板。

日向に置かれた豚の入ったカゴ、鳥の入ったカゴ、ウサギの入ったカゴ、羊とヤギと仔牛の鉄柵。


たまたま通りがかった農道の脇にあった牧場は、多くの来客に美味しい美味しいソフトクリームをリッチな量で販売していた。


私は買わなかったが、私達は、こういう『いつも』を送り続けている、ある『家畜』たちの恩恵を搾り取って生かされているわけだ。


知っていてもその時だけ。

分かっていてもその時だけ。

感謝も伸ばしたパイ生地の様に、日を追うごとに薄くなる。





どうしていいか分からなくなって、自分だけでもそういうのは嫌だとベジタリアンになる知り合いの心境は理解できなくもない。


だが、野菜ならアリか? と聞きたくなるのは私が皮肉屋だからでもない。

このことは随分前から度々書いているが、野菜ならいつも美味しく食べれるわけか?と質問があるのは正直な気持。




野菜も生きてるのにね、という意味で。

野菜なら季節も関係無しに好き放題品種改良して一年中しこたまサラダにしても笑顔で口に放り込めるか?と。



いつも。



いつもいつだって毎日死ぬまで。



私の体は他の命に依存しなければ生きていけないんだ。 

その知り合いも、あなたも、生きとし生ける全ての命がね。

依存しないと生きていけない一生をもらった以上、常に口に運ぶもののことを考えている自覚くらいは必要だろう。

これは生きていたんだということを思い出すくらい、弔いも感謝も祈らない代わりなら楽なものだろう。








この日、私は帰り道に入る前に今週分の野菜を買った。

畑の土の中で一生懸命、天候に身を預けながら大きくなった野菜。
野菜が個々にもらった生命によって成長し、世話をしている農家の人の労力もあり。


本当にきれいだと思う。


生かされていることを感謝して、心より感謝して調理する野菜や肉や多くの命。

頂戴します。 ご馳走になります。 と回想する目の前の動植物のここまで。




いつも思い出すように、過去の出来事にしてしまわないように。
そう思いながら食べて命を繋ぐ私の体。





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