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空についていった日

.17 2009 一滴の栄養の部屋 comment(4) trackback(0)






今日は写真ばかり。

私はちょっと行き詰っていて、よく晴れたというのもあって出かけることにした。
行き詰まりといってもそんな大したことでもないけど。

ただ、あまりに空の色が綺麗で、外にいたかったというのが本当のところかもしれない。











よく行く牧場の敷地内のハーブ園。

ここは休日や週末になると人がいっぱいになるのだけど、今日は全く人影もなくて。
非常に閑散とした雰囲気。


私にとってはこのくらいがいいのだけど、経営している側は困るのか。

あまりに人がいないから、殆ど独り占めだった。








ミードを買って、ハーブ園の中に入った。

私は花の名に疎い。 植物全般に疎いのだけど。


でも、名を知らなくて良かったという風に思うときもある。
ただただ、その静かな美しさに魅入ることが出来るから。








ミードとカメラの袋。

私の持ち物はこれだけだ。 そしてミードはここで飲み切ってしまうから、カメラだけになるのだが。








真っ青な空の下で、人一人いないハーブ園の芝生に座ってミードを飲んでいると、一羽のセキレイが来た。

人間(私)を怖がることも無く、このセキレイは虫を追い続けて間近まで来ていた。

私の前も後ろもちょこちょこ動き回っていたセキレイ。
動きが楽しくて、しばらく見ていた。








赤い実が枝を垂らすほどについていた。鳥が食べるものには困らないな、と思った。










ローズマリーの花にブンブンと羽音がする。
よく見ると蜂が忙しく飛び交っていた。

なんてよく動くんだろう、と感心してしまう。

何匹もいて、小さな蜂がせっせと蜜を集めていた。









ここからは花ばかり。
でも、途中で葉っぱが入るかな? 

冬だから花盛りではないけど、それでもこうして並べてみると、意外と花は咲いているものだと改めて知る。






小さな太陽のような花が群生していた。







ここはハーブ園だから、この葉もハーブだと思う。
ちょっと考えて、名前が思い出せないので諦める。

きれいな可愛い葉っぱだ。







この花はタンポポみたいだった。

でもピンク色だし、葉っぱの感じも違う。
そうなんだけど、綿毛の感じや花の付き方がタンポポみたい。







バラはいろんな種類があって、私は何が何だかよく分からない。
見て分かることは、この花もまた、他の花とおんなじように綺麗だということ。






このバラもきれいだね。








ハーブ園と牧場を後にした。

寒くなってきたからだ。
日はかげり、風は冷たさを増す。


昼過ぎだというのに、冬空の冷たい明かりが空を覆った。

私は長袖のシャツに大きいストールしか羽織っていなかった。
早く帰らないとかぜを引くかも、と思ったけど。


歩いている前方の空、光が降るように雲から光の筋が注いでいた。


見上げていると、何だか行ったほうが良いような気がしてきた。
私はその光の注ぐ空のほうへ進むことにした。










そこは小さい漁師小屋の先で行き止まりの湾だった。

漁師小屋の前を通って、小型の漁船が何艘かある船着場に出た。
船着場はお世辞にも褒めれた場所じゃなくて、漁師さんも嫌だろうなと思うくらいゴミが打ちあがっていた。


足元はひどいが、真っ直ぐ顔を向けると、崖の下が全部狭い砂浜になっているような場所だった。








これは一見すると草が生えているみたい。

勿論草じゃない。 海草だ。
こんなにきれいな緑色をしている。








先は岩場の様だが、手前は土がある。

手前の砂浜を挟んで、切り崩された森の途中みたいな風景があった。







この土のおかげだろう。

海が染み込んでいるわけではない、水の流れを見つけた。







その水は土から染み出し短い小川を作り、河口まで15m程度の旅をする。

この真水がすぐそこで海水に混じるんだ。







透き通った波が打ち寄せるたびに、海辺は少しずつ洗われていくような気がする。








これ、さっきの海草。

打ち寄せられるちょっと手前の部分に漂っている。
だから何だか草が生えているように見えるのだ。

海に手を入れてすくってみると、明るい緑色のハリのある海草が乗っかる。

砂浜の奥側には乾燥したものが沢山あった。
海草サラダ用に売られている乾燥海草みたいに見えた。

同じなんだろうか・・・・・






漁師小屋の付近から見た岩の近くまで来た。

ここから先に行くことはできるけど、ちょっと海に突き出した岩を歩かないとならない。
どうしようかな~と考える。

私はこの時、寒さに震え始めた(トイレに行きたかったのもある)から引き返そうかと思っていた。








どうしよう~・・・と思いながら、それでも先に進みたいのもあって岩壁沿いをうろうろしていた。



結局進むことにして、岩壁沿いの海に沈んでいない岩を歩いて奥へ行った。

漁師小屋はどんどん遠ざかる。


さっきまでの砂浜と違って、沢山の貝殻が砕けた白っぽい砂浜になった。

こんなに短い距離でこんなに違うの? と、驚く。
見渡すと狭い岩壁と岩壁の間なのだ。

その岩も、斜めに層が入っているものばかり。


不思議な風景だなぁ、と思って見ていると・・・








左上のほうに小さな階段みたいの、見えるだろうか?

あれを見つけた私はもう止まらなくなっていた。
もっと奥に行けるんだ! そう気が付いたと同時に足が向かっていた。









背の高い枯れた草が幅の狭い道らしき場所をふさいでいた。

アザミが生えていて、背の高い草は阻むよう。
でも進んじゃうけど。








枯れ草だらけの細道を出ると、今度は砂に埋もれた岩がそこかしこにある場所に出た。

ちょっと上がった丘のようになっていて、左側に下に下がる道を見つけた。
道、とは言わないのかもしれないけど。









道といえば道だ。
でも行き止まり。先は海だ。


先にあるのは、橋。。。  橋がある?と分かって急いでさっきの砂に埋もれた岩の丘に走った。








岩の丘の上に出ると、目に飛び込んできたものは驚くほど荒く激しい海の岸壁。


うっかり、驚愕の声が上がった。


もうこの時、私はすっかり寒かったことも震えていたことも忘れていた。
岸壁を駆け上る風にストールがはためく。

目の前に広がる海も岩場も、そんなに珍しい風景じゃないはずなのに。
ここで吹き上がる波飛沫や雲をかき回す突風、透明で砕ける波を見て立ち尽くした。


落ちたらおっかないな、と思う、黒々としたそそり立つ岩場は下方にひしめいて、打ち寄せて入ってくる波を切り裂いていた。







我に返って進むほうの先を見れば、あった! さっきの橋!


でもまだ橋はあるみたい。 
写真の上のほうに小さな橋が見えるだろうか?


とにかく一つ目の橋を渡る。











驚いた。

いや、驚いてばかりだ。 さっきも驚いてるし。



先にいた人と比べて見ると、この地層の大きさが分かるだろう。

なんて場所があるんだろう。
いたずらに地球に押し出されたような、そんな地層の崖があった。


私はここに降りて、地層の色の違うところを触ったり観察したりした。










膝を突いて、地層の下の層を見ているとこんなにきれいな鉱物が挟まっているのを見つけた。

他のところも見回したけど、どうもこれだけしかないみたい。
ぎゅっと押してもびくともしない。

一体いつ頃生まれて、そしていつからここに・・・?









ここはさっき見た奥のほうの橋。

さっきの人がこの橋を渡って降りたところを歩いている。
でも。。。

ここ、橋って言うの?


何枚も橋の板が抜けている。

下は海。

高さはないけど、海に落ちそうな橋。



ちょっと緊張して橋を渡った。
ここまで来て渡らないのはもったいないものね。










また砂浜に出た。

だけど少し感じが違う。
ここまでの海よりも荒さが消えている気がした。



ここから先も写真に撮ってはあるのだけど。

どうしようかな、と思って載せるのをやめた。


この先は草地に続いて、その隆起した草地に砂がまぶしてある感じ。

それにその先に見えたのは町だった。



私の小探検はここまで
お土産を持って、今日は家に帰ることにした。











お土産はこれ。


この貝殻は、さっきのきれいな石があった地層の浜で拾った。

小さな小さな貝殻で、皆1cm未満。
とっても可愛いから拾ってきた。








お土産は貝だけじゃなかったよう・・・

この貝の割れた中を見て、『あれ?』と目を凝らした。


更に小さな、綿毛の付いた植物の種が・・・

一緒についてきたんだね。 明日土に置いてあげるね。






今日はすごく楽しい日だった。

すごく楽しかったし、好奇心が湧き出したし、元気が溢れかえった1日になった。



きっと、空が導いてくれたんだろうな。








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