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クルミの舟

.06 2010 他素材の部屋 Other material comment(2) trackback(0)



漂着していたクルミを拾った。 結構前のことだ。
珍しいものでもないし、浜辺にはよく見かけるものだ。
だけど何となく、灰色に褪せた小さなクルミをポケットに入れた。



いつまでとって置けるのか分からなかったから、『海からの贈り物トレイ』(海で拾ったものを置いておく場所)を見るたびに気にはなっていた。
中身は大丈夫なのだろうか。
虫が一気に湧いてきたらどうしようかな、とちらちら見るようになって。

今日、クルミを使うことにした。


一見、どこにも隙間が無いように見えた。 虫は入っていないかもしれない、と思う。

表面の凹凸も少し滑らかになっているから割るのは少々時間がかかった。
万力で固定してノミを使って何度もこつこつ叩く。
ようやくバキリと音を立てて、クルミの殻が一部壊れた。

ゆっくりペンチで殻を割っていき、片側の殻だけ丁寧に残す。


クルミの実は、驚いたことに真っ白のままだった。渋皮も暗い色に変わっていたのに。
とりあえず食べてみたいけど我慢した。
今お腹を壊しても私は病院にいけないし。

しかし、どれくらい前からこのままだったのか知らないが、もっと簡単に実が傷むと思っていたのに。
海に揺られて、時間が経たというのに丈夫なんだなぁ。



クルミの実は脂があるから、これもまた丁寧に取り出した。
そして殻だけになったあと、舟に変わるまではそれほどかからない。

割れたクルミのヘリを小さく整えて、舟の前に付けた。手すりを作るのに丁度良かった。

細い木を削って、帆を張るマストを作る。
木綿の布に蝋を塗って、帆を垂らした。
端糸にも蝋を引いて、丸めてロープの代わりに積む。









クルミの舟、出来上がり。


中に乗るのは誰だろう。


親指姫はクルミの殻がベッドだった。舟は確か、花びらだった。
コウノトリに落とされた金のクルミを漁師が拾って、クルミをあけたら女の子が入っていたという話しもある。








クルミの実に輝く服をしまいこんだ千匹皮の話。
三つのクルミを渡された、イブとリトル・クリスティーネの話。
ポケットにしまったクルミを使って、妖精から杖を取るのに成功したお姫様の話。




クルミは世界中いたるところにあるから、いろんな場所で不思議な場面を作り出している。

この舟も明日まで机にあるといいけれど。








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