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肩紐

.01 2010 革の部屋 Leather comment(2) trackback(-)



長い肩紐を用意した。
そんなに長くなくてもいいのだけど、たまたまこの必要性が垣間見えて。

いつもはそれほど長くしない。 そんなに紐が取れないという理由が一番にあるから。
でも、肩当ての革を中心において、その両端から紐を繋げてしまえば1m20cmくらいにはなる。
これに、バッグのベルト通しの輪の長さが加わると1m30cm近い。

たすきがけにしても、長く感じると思う。


今日作った長さのある肩紐。

これはエピソードがあってのこと。
と言っても、私の心の中だけのエピソードなのだけど。




私の作ったものを使っている人は少なからずいるのだけど、その一人の人のことで。


その人は全くと言っていいほど、細かいことを気にしない。
何にしてもにそうだけど、見た目に関わることも気にしない人はあまりいない。
そういう面は他の人には見られないので、面白い人だと思う。

気にしなさ加減に結構驚く。

でもその人曰く、一応気にしている時だってある、という。
殆どの場合において気にしなくて良いと判断するだけで、そうでなければ格好や身だしなみを意識する、と話す。


こうした性格の人だということを踏まえて。

この人のいつもの姿を見て、私が考えることがあった。
人の格好に何を言うのでもないが、そこに私の作ったものがくっ付いているとなるとちょっと考えてもいいだろう。

この人は私の作る野性味シリーズの一つを持っていて、それを使ってくれている。
使っているときの格好が、合うとか合わないとか、そういう話ではない。


気になるのだ。 
何度見ても、目がそこにいってしまう。

それは、使っている野性味シリーズの肩紐がその人にくい込んでいたこと。


肩紐は三つ編みで細い。長さもそれほど長くはない。
たすき掛けをする長さじゃない。
だから、片方の肩にかけて持つのが丁度良い長さだと思う、と始めに説明している。

でもその人は肩紐をたすき掛けして使うのだ。
そしてその人はちょっと体が厚い。
肩の幅(鎖骨から肩甲骨までの奥行き)が20cm近くあると思う。
当然胸板も1mくらいは余裕にある。

ぴっちぴちにたすきがけの肩紐がくいこんで、見るからにきつそうなのだ。
衣服にくいこんでいるのではない。常時薄着の元気な人だから。


ある時、ついに訊ねてみた。 「肩紐が細いから、もしかして痛いんじゃないかな」と。
すると返ってきた答えは、『え? ああ、・・・大丈夫だよ』だった。


その表情を見て、やはり痛いのかも・・・と思ったけど、それ以上は言わないでおいた。


しかしそのくい込み方を擦れ違う人が皆、ちらちら横目で見ていて、視線はその人の身体に集まっていた。



と、こういうことがあって、私は考えていた。

元からくっ付いている肩紐はもう長さをどうすることも出来ないけど、
ベルト・ポーチとして作ったものだったら、長い肩紐を後から使える。

その人の、気にしないとは言え、堂々とくいこむ肩紐の姿を見て、あまりにぴちぴちな様なら少し緩くならないかと思った。



普段はこういう風に思わないほうなのだけど。

その人がそれでいいなら、と思うほうなのだけど。
私の作ったものがくい込むから、その人の身体の肉付きが強調されてしまうなんて思いがけなかった。
強調されたことで人目を集めてしまうなんて副作用まで付いてくる。

なんだか申し訳ない気持ち。


こういうケースによって登場した、普段は作らない長さの肩紐談です。



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