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ネズミ

.03 2010 革の部屋 Leather comment(2) trackback(-)
rat.jpg




革の床面で作ったネズミ。
かわいらしいネズミの印象よりも、クマネズミやドブネズミのほうが近い。

私が好きなネズミだ。





少し前の新聞にあった落語の話で面白い話を読んだ。

そこにネズミが登場していて、それで私もネズミを作ろうと思った。
作りたくなるような話だったのだ。


甚五郎という名工の話し。
飛騨の匠、左甚五郎。 この甚五郎の話は幾つかあって、その中の一つにネズミが出てくる。

晩年の甚五郎が奥州に旅した時、仙台の鼠屋という小さな宿に出会う。
話を聞けば、そこの主人は昔、仙台一の宿・虎屋の主人だった。
だけど怪我で体を動けなくした時に、後妻と番頭に宿を奪われてしまったという。

そこで甚五郎は鼠屋のために、ネズミの彫刻を作るのだ。
甚五郎の魂のこもった彫刻には命が宿るという、素晴らしい腕前で彫り上げたネズミ。
ネズミは命を得て、ざるの中で動き回る。
おかげで鼠屋の不思議なネズミは評判になって大繁盛する・・・





rat2.jpg




かたや虎屋は客が減り、虎屋は、かつて甚五郎との対決に破れて恨みを持つ彫刻師、飯田丹下に虎の彫刻を依頼した。
そして虎の彫刻が鼠屋を威嚇するように飾られると、鼠屋のネズミは動かなくなってしまう。

知らせを聞いて仙台に駆けつけた甚五郎。
甚五郎はネズミに訊いてみる。

「お前、あんな虎が恐いのか?」

するとネズミはこう答えた。

「虎? なんだ、私は猫かと思った。」





以上が、新聞の一角にあった落語のお話。

こういうやり取りは面白い。
虎に見えない出来の虎。ネズミは猫のほうが恐いもの。

ネズミはホッとしたのだろうけど、飯田丹下は腹が立って仕方ない話だろう。


こんな話を読むと、私もネズミが作りたくなってしまい、
それで今日はネズミでした(^^)。

私のネズミは牛の革と豚の革、それと石の目にトナカイの毛のひげだけど。




落語って面白いなぁ。





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