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濃茶のショルダーバッグ

.11 2010 革の部屋 Leather comment(2) trackback(-)
bag-2.jpg



昨日と同じような作り。

昨日は黒かったけど、今日のは濃い茶色。
茶色って一言でいうにしても、茶色は実に様々な色がある。
聞きなれない名前もあるし、今日のは何となくイメージがつけば良いかと思って「濃茶」。

この革は牛シュリンク革で、厚みも結構あって、シボの深さや厚さがどっしりしている。
だから端っこもばさばさ部分が厚いので、やたらに野性味が匂う。





bag-2a.jpg




昨日と同じくらいの大きさは、薄い革ではもう無くて、『シュリンク革の袋』に二つ見つかった。
その一つが今日のバッグになった。
もう一つは形状がちょっと難しくて、二つ折りにしても胴体の面積がとれなかった。


こういう簡単なつくりのものを作ると、よく思うことがある。

見た目さえ気にしなければ、これだけでも充分なのかもなぁと。


バッグを作り続けて数十年の職人さんの言葉も記憶に残っている。
「マチなんて本当は作らなくったって、糸を引いて革を寄せれば出来てしまうんだよね」と言っていたことがある。
そういって、自分の作ったバッグの群れから一つ、糸を引いて革を寄せたバッグを見せてくれた。

中にはきれいな布が張ってあって、いくつかのポケットがついていたので、
『やっぱりちゃんとこうして作るものなのですね・・・』と私が感嘆の呟きをもらすと、
「うん。こうやらないと、ちゃんとしてない、って思われちゃうからね。」と答えていた。
その時の職人さんの表情や声の調子が忘れられない。
私が革の床面が好きだと職人さんに話したときも、職人さんは「私だって好きだよ」とすぐに返した。

本当はね、出来るだけ手を込ませないで作りたいんだよ、という気持ち。



長く使うからいろんなところに手を込ませるのだというのは分かっている。
逆に言えば、長く使えないのは手入れや加工が手抜きの状態だということかも。
だから革のものは、磨いたり丁寧な縫い方が大切なんだろう。

だけど・・・ と思うのはしつこいのか、それとも分かっていないのか。
私は思うのだけど、ずっと昔の革のものは、今よりも手の加わり方が少ない加工でも作りでも用は足りていた。
皮をなめす時だって今よりも数百年前よりも、歴史前のほうがシンプルだっただろう。
縫うとか繋ぐといったところで、わざわざ膠や木のヤニなどでくっつけてから・・なんてしなかっただろうし、
先に少し穴を打っておいて糸になるものを通すとかそのくらいだったと思う。
それでも長く使っただろうし、使いにくくなっても『使えなくなる』までは使っただろう。


・・・なんだか話しがどんどん走っていっている。
ちょっとやめとこう。




簡素でも単純でも、中に何かを入れられる状態を作れれば、それが初めの目的だと思う。
私はきっと、ずっとこういう感じのものを作っていくのだろうなぁ。

なんてことを考えていた、雨の日・・・






bag-2b.jpg



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