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お年玉の宝箱

.15 2012 革の部屋 Leather comment(8) trackback(-)
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三十後半にもなってお年玉も何もないが。
あげる側に立っている年齢なのだが、実は有難いことに私はお年玉をもらう。



私の尊敬する職人さんは、毎年『お年玉』と呼んで、端革を送ってくれる。
この時期、1月早々のため、『初・端革』。


初・端革の到来は、私にとって宝が宅急便でやってくる感覚だ。
白鳥が飛来地に群れをなしてやって来るが如く、だ。
優雅な白い羽を広げて舞い降りる、毎冬の感動的な湖畔の一場面が、
私にとっては宅急便屋さんが息切れしながら巨大な箱を持ってくる場面と重なる。

・・・目出度い限りである。 宝箱であり、お年玉であり。


その名の通り、膨大な量の端革が届く。一度開けたら閉まらないほど詰まっている。
今年は11日にやってきた、宝箱。
これまで見たうちのどれよりも大きな箱に入って・・



大袈裟に聞こえるかもしれないが、その日は歓喜というか、小躍りに近い状態になるもので。
この日の後はしばらく夢見心地で過ごせるほどの影響力だ。
一種のお祭りの期間に似たような、端革週間となる。

普段は異様に渋るお金の出費もこの時は全く気にしない。
これまでの収納では間に合わないと分かるや否や、ホームセンターに収納ケースを買いに行く。

種類別に分けてしまっておけるように、幾つものケースを用意した。
牛・鹿・豚・馬・羊・山羊その他。
形で大きいもの、小さいもの、長さのあるもの、シュリンク、オイルドレザー、他。

それぞれが居心地よくまとまるように分類したため、一時的に革をまぶしたような部屋になる。


分けられた端革をケースに全部入れ終わると、今度はケースを並べた棚を見ていたくなる。
半透明のケースに収まった無数の端革を見ながら、あれこれ考えふけって時間が過ぎるのだ。



そんなこんなで一日が過ぎ、二日目が過ぎ、数日が瞬く間に過ぎていく。
思いついたことを片っ端から書いていくノートとペンを側に置いて、
新しく加わった革を眺めつつ、引っ張り出しては見つめつつ。
傍から見たら何をしているのだか分からないような姿だろう、とふと思う時がある。


でも当人は、宝の使い道を模索して、想像の世界に浸りっきりで時間が流れている。





嗚呼、今年は面白そうだ。

去年いろいろ覚えたことを試そう。
一昨年見つけてきた、自然がくれた贈り物を使ってみよう。
それより以前、力不足で出来なかった制作を形にしよう。


お年玉の宝箱が、今年生まれてくるものに大きく幅を持たせてくれた。



是非、愉しんで作ろう。


見たかったものを、作ってみたかったものを、使ってみたかったものを、
この手に触れたかったものを。







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EA/ 絵描き・端革細工作者

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