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胃袋型

.16 2012 革の部屋 Leather comment(0) trackback(-)
bota-de-vino-bag1.jpg




年末の話なのだが、ある作家さんがうちに来てくれた時のことだ。
私の作ったバッグ群を見て、彼女はそのうちから一つを取り上げ、
『胃袋みたい!』と言ったのだ。

実はその『胃袋みたい』なものは、私が『心臓型巾着』と名付けていたもので
シュリンクの牛革で作った、まるでちょっと脈打つような姿だった。
どっちにしろ内蔵だ。 
それはいいのだが、その時から『胃袋』という言葉が私の脳に刻まれた。



彼女が帰ってから、私は何日もその『胃袋』的な形をなぜか意識していた。

心臓型巾着はそっとしておくことにして、
胃袋型の何か・・作れるかなぁ?と思い続けた。



あれこれ回り道して調べ続けて、ようやく「こうしよう」と決定。
それが上の写真のものになった。
2ヶ月も思い続けたわりには、呆気ない出来ではあるが。

にしても、使い勝手はわからないが、中々魅力的な姿。
好みの問題だ。



胃袋がモデルなだけに、サイズはそんなに大きくはない。幅20cmくらい。

思えばこれも有難いことで。
使える革の大きさは限られている。胃袋なら実寸でも何とか端革で可能だった。

私が作ったのは胃袋の形のバッグ、というべきか、ポシェットというか・・だ。
コルク栓はオマケのようなもので機能はない。 ただ、栓があると雰囲気が違うのだ。
趣はさておき、これはファスナーで開閉し、小さいながらも一応中に物が入る。

・・・水分は勿論ダメだけど。 
大体の人が思い描く有名どころの水筒は、そのうち作ってみたい。



水筒であれ、ワイン入れであれ、そうした使い道になるのが一般的だった胃袋。

ミルクを入れて運んでいたら、しばらくしてチーズになっていたという話は有名。
牛や羊の胃袋を用いた袋に、生乳を入れて揺すれば分離する。

お酒を入れるのも随分昔からあったよう。
袋状の内臓は、陶器や木製のものに比べてずっと軽いし持ち運びやすく、
落としても壊れないから使い勝手が丁度良かったのだろう。


出来ることなら私も水筒を作りたいところだが。
しかし私が羊の胃袋を手に入れていた時期は、そんなことを思うことなく食用にしていた。

現在は胃袋をしょっちゅう買うようなことは減ったので、
こうして革で本体を真似て作るのみ。それもバッグのようにして。




楽しいものが出来て良かった。
「胃袋」の一言を出してくれた彼女に感謝。


いずれ機会があったら、是非胃袋製品を作ってみたいと思う。

しかし胃袋を洗って食べていたその頃、なぜこのことを思いつかなかったのか・・・
作ってみたら、きっと良い経験になっただろうなぁ。







bota-de-vino1c.jpg
(もう一つは牛の角先を栓にしました↑)





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