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消えてゆく時

.12 2009 他素材の部屋 Other material comment(0) trackback(0)



これは骨。またこれも、随分と時間の経った骨だろう。


昨日、宮ヶ瀬に行く道のはじめで、私は江ノ島に寄った。
一緒に行ってくれた人がその近辺が地元で、昔の話をしてくれた。

江ノ島といっても私達の用事は手前の橋の下。
その人が言うには江ノ島は以前、橋の下が砂浜だったとか。
潮が満ちれば水の下に隠れてしまうが、引き潮のとき、砂浜は今よりもちゃんとあったという。
漁師さんの小屋みたいなものもあった。

だが今は、小屋もなく、水は話の砂浜を覆っていた。
その人が思うに、地球の温暖化がここ十年そこらで影響を早めているのじゃないかと。

桜の花びらの波模様がついた砂浜。小さなわずかな砂浜が海に呑まれていくのか。
そう思うと、砂浜に黒く光った骨の欠片が遠のく気がした。


この骨と木片を拾い、家に持って帰った。
1日経って乾いた骨が、後何年何十年かで拾う位置にさえいなくなるはずだったのかと考えると、一瞬クラッとくる。
『間もなく、砂浜を見たことのない子供達の世界が来るだろう』と警告したCMを思い出す。


それはもう、秒読みなのだろう。


私はこの骨を加工する気になれず、穴を開けるだけにした。
骨に白と赤で絵を描いた。洞窟画の牛を見たかった。

思えば、その洞窟画も公開をやめてレプリカの博物館を用意している場所が多い。
見物人の息や空気の汚れで、絵が痛むのが理由だと聞いた。

何もかもが長持ちするわけではないし、何もかもが時を越えて残るなんてこともない。
でも、少なくとも環境破壊や空気汚染で失われていくのは止めたい。
洞窟画の牛も、消えてしまった動物の一種。
洞窟画そのものも消えゆく。砂浜も狭まっている。
人が関わったから。

自分に出来ることをもっと探そう。


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