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台所のもの

.19 2009 革の部屋 Leather comment(0) trackback(0)



革で台所用に用意できるものはあまり聞かない。
私の知っていることなんて井戸のカエル状態だけれど、でもやっぱり考えてみても出てこない。
水仕事の場所だから。


ワインオープナーやソムリエナイフなどは革の柄であるものも見たことがある。
革で巻いても作っても、水にしょっちゅう触らないならアリだろう。
当たり前だけど。


昨日から乾かしていた革で鍋を作っていた。

昨日は一日、濡れた革を陰干していた。
古い童話を出してきて、『聞きたい』と言う人に読み聞かせをして時間を過ごしていた。

今朝になって革が硬くなっていたので、模様を付けて、削って磨いて、持ち手を作ってくっつけた。

鍋と蓋と、フライパンとおたま。

少しいびつな形だから、売り物にはならないけれど。
こういうちょっとしたいびつさが好きな私には、これらはただ可愛い。
当て革をしたりすれば少しはしっかりすると思う。
でも、鍋なんて打ちっぱなしで仕上げてあるものだし、フライパンだって平たく焼ければいいふうに出来ているんだから問題ない。
昔ジプシーの人が、鍋を作っているのを見たことがある。カンカン叩いて難なく出来上がってしまった鍋。

『鍋、直してやるよ。』と笑っていた。

ああいう感じが好きで、私は革で鍋を作りたかった。
案外大変。それにしても、出来上がっていく様は楽しくて仕方ない。
それなり形を作るとそれらしく、生まれてくるものだ。

ままごとやドールハウスなどで1回2回は触ったことがあるだろう。
小さなキッチンツール。
あれが、こんな形で遠い記憶から戻ってきた。


今日、また何か増やしたいと考えている。
何がいいだろう?



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