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.04 2008 革の部屋 Leather comment(1) trackback(0)

 

昨日の写真にあった革は、CD3枚が入る入れ物になった。
牛革で作って、ボタンは鹿の角を長方形に切った。
まだ、手を入れるけれど、革は丈夫なものだとつくづく感じた。

しょっちゅう、思う。

一緒に写っている毛皮はトナカイの毛皮。
上のほうに写っている緑色の絵が描いてあるのは椅子の背もたれ、革。
真ん中にあるのが、この中で一番控えめな、私の作ったもの。
革は丈夫だから、多様な変化で人の生活に使われる。

椅子の背もたれは、革が張ってあって、緑色で空想の魚の絵が描いてある。
この椅子は、座面も革を格子に組んである。
ちょっと前のスペインの椅子。
大きな鋲が打ってあり、格子に組まれた革の端が押さえられている。そこから革がちぎれそうになることはない。随分たくさんの人に座られただろうけれど、革は折り目部分の表面が少しひびになっているだけで、今もなんてことなく使われている。

トナカイは、冬にこれで眠るので毎冬使う。今日は写すために椅子にかけた。
綺麗に施されているので、少し虫食いの跡があっても毛が落ちることはなく、本当に暖かくて大切にしている。普段、風通しの良いところにかけておくだけで、痛むことがない。

私の作ったものはどこまで耐久性があるのか分からないけれど、何年も使えるよう気をつけて作ることにしている。
ちぎれるとか破けるとか、そういうことにならないように。
革の紐でかがっていくために、穴に通した革紐をぐいっと引っ張って締める。この時、「紐強いなあ」とよく思う。後で本体を整えるから、結構力を入れて紐を引く。胴体がぎゅっと寄せられる。穴と穴の間隔は狭いのに、紐の力で切れたりもしないし、紐自体も切れない。

革はいろいろと形を変えて沢山の使用に耐える。

元はといえば毛皮で始まって、脊髄や脳の溶かし湯に浸して毛と脂肪分をこそげ、すすいでから生乾きにして、それから吊るして煙で燻す。
煙で燻さないところでは、植物から抽出したタンニンで皮が持つようにする。

こんなに手をかけ時間をかけ、毛皮としてだけでなく日常に使用出来る状態になる。皮から、革へ。

身を守る衣服、物を入れる、足を守る、椅子になる、寝具になる、楽器になる、道具になる、住居にだってなる。
『手をかければ良い』というだけではなくて『大事に使う』という状態の在り方が現在も私たちの多くに関わっている。

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comment

Unknown
大事、と一言で言っても、連続する大事、の意味じゃないとダメですね。
物を大事に使います…
2008.11.04 21:49

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