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鹿の革のポシェット

.29 2009 革の部屋 Leather comment(0) trackback(0)


以前の「ポシェット」とはちょっと見た感じが違う。

あの時はもっと小さくて、つるっとした牛革で、麻糸で縫ってあった。
今日のポシェットは、ミニバッグくらいの大きさで、乾いた鹿革で、鹿の革紐で繋ぎ合わせてある。

でも、肩紐にとった革が短くて、子供がタスキ掛けして丁度いいくらい。





これが紐。
1m30くらいか。まちまちだけど、大体このくらいの長さだったと思う。
取れる分だけ取っているので、長さは後から正確に測るようになる。
取れた長さの紐で作る。





編んだ肩紐を本体につける作業。
作業というほどのこともない。脇に打った上下二段の大きめの穴に、編み紐の端を通すだけ。
通した端は普通に一結びすれば終わり。


やっていることはシンプルだが、だからといって手がかかっていないわけではない。

これを作っている間に使った工具。
ハサミと穴を開ける千枚通し、ハト目抜きの8号前後が1本とハンマーがあれば充分だろう。
太い革紐が入るような針穴の針もあれば、なお充分だ。

子供が作るなら木工用ボンドか何か、用意しておけば、重ねた革がずれないで穴を打つときもやり易い。




難しいことはないが、時間はかかる。
それでも普通の革細工に比べれば、終わるまでの時間は短い。

普通の革細工は工具も革もその他の材料も、そろえないと出来ない。
代用は出来るが、確実に『革』相手で面倒なことになる。
用意した革を、代用の工具で傷めるのは作り手も嫌だろう。
工具を用意しても、それぞれの工程は省けるものでもなく、また丁寧に行なわないと、出来上がりにしっかり反映してしまう。

『革細工は深遠ではない』と、私の尊敬する職人が教えてくれたことがある。
私がまだ、革を始める前の話し。

誰でも修練を積んでいけば自分の見たいものには辿り着けるくらいになる、と言ってくれた。
その言葉を聞いて、「ずっと頑張ろう」と心に明かりが灯ったのだ。


革細工は、そんなに大変なことではない。
でも、同時に、修練を一通り積まないと、やはり見たい作品を作るのは難しい。
繰り返して、目や手の感覚で記憶するものだと思う。
それを日常的に誰もが行なうのは、少し無理がある気がする。




今日作ったようなやり方なら、誰でも手が出せる。
大事なことは、『無駄を使いきる気持ち』だ。


何もいきなりバッグから作ることはない。
マットのように捉えて、端革で繋いだ平面を作ることをやってみるといい。
1枚作るのに時間をかけることを大切に。

出来るだけ使い切ることを念頭に、形への理想は許容幅を大きく持つ。

緻密な作業に時間をかけるのではなく、
自分の想像力に時間をかけることが必要だ。
想像しっぱなしで作り上げるほうがいい。

楽しむ為にやるのではない。

革になった動物のために。

そうやって自分が動けることを知るために。





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