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猪の牙

.05 2008 他素材の部屋 Other material comment(0) trackback(0)


この仕事をするようになってから、動物の歯にもよく会うようになった。
写真の歯は猪の歯だけれど、猪は日本では今も食用である場所が多い。だから、こうして歯を見つけるのはそれほど難しくない。

食べられた後に遺したものは、ちゃんと使えるなら使ったほうがいい。
それ(歯や角や毛)目的はいけないと思うけれど、肉を食べたなら、食べるだけに終わらせないで、残った部分を出来るだけ工夫をしたい。


猪の歯は、古墳の時代から日本文化でも見られている。猪自体が良い意味だったよう。猪は子沢山で勇猛で願いをかけられる対象にもいる。多くの国でも一般的な動物だろう。

歯については、反った形状が月の様に見えるから、ギリシャの神話では月の神様の使いだと書かれている。
日本でも、古墳より以前、あの有名な勾玉の形が猪の牙だと言われている。
鹿についで猪は大切な蛋白質食料だったのだろうから、身近で当然だ。

でも、あれ?と思うことがある。

私の作った首飾りでも、猪の歯は攻撃的に見える。牙で突き上げるイメージがあるからか、穏やかには映らない。
勇猛な姿や大きな体が一層、そう定着させているかもしれない。
でも、やっぱり気になる。

猪の歯は、他の牙のある動物に比べると先端が湾曲している。
写真の歯は研磨がされていたから、参考にはならないけれど、普通に猪を見るとその牙は攻撃というよりも自分の守りのためにある気がする。

本来、雑食といえど猪は肉食ではない。
襲うことはあっても、相手を食べたくて襲うことはあまりないと思う。
土を掘るためだったり、アピールであったり、また、自分の頭部を守る門であったり。そういうふうに見える。

私はいろいろ思いながら歯を使ったけれど、昔、猪の歯を抜いて身に着けた人は、ちょっと違う視点でこの歯を着けたのかな、と思う。
強くなるように着けたのではなくって、守れるように着けたのではと。

古来、日本に馴染んだ猪。
大きな肉食動物が目だっていなかった日本だけれど、熊や狼や狐はやはり怖かっただろうと思う。猪も怖い対象だったかもしれない。
肉を求めてやってくる肉食動物に、たとえ武器や炎があっても人が敵うと思わなかったろう。そうなら、もっと傷を負わないようになりたいと思うのではないかしら。

猪の牙が首に下がる時、穏やかな心でいられればいいと思った。
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