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模造

.07 2008 他素材の部屋 Other material comment(0) trackback(0)

イミテーション、とも言う。
似せて作ることはよくある。他所商品と似せる意味ではない。あらかじめ。

爪。

爪は、人によっては本物をひどく嫌がるものだと思う。
気持ち悪い、という。分かる気がする。私だって、人のものやサルのものは嫌だ。
こういう仕事をしていて、動物の歯に触れる機会が多くなったことはこの前書いた。歯の場合、頭骨から抜くことも度々ある。

だが、爪は爪だけである。そうでなかったら、結構厳しい。
それであっても、なぜか爪というのは歯に比べて、抜け替わるイメージがないからか抵抗がある人が多い。

ということで、作る。

ちゃんとした理由では、爪や牙の為に狩られる動物のものは使ってはいけないから、肉食獣の爪を使うとなると、駆除されたり自然死したりした動物からでないと取れないというのがある。
その上で、本物は残酷性があると思う方が多いので、無理して手に入れないことにした。

作るには鹿の角を削る。削って爪の形に整えてゆく。
機械でもあれば作業時間は短縮できるのかもしれないが、手作業の工程の為、ほとんど4時間くらい使う。

数センチに角を切って、縦に割る。髄を削り取ってから、対角線に切って三角形にする。
ここまでしたら後はヤスリで爪の形になるまでずっと削る。
かまぼこ型のヤスリが向いていると思う。

こうして出来上がったのが写真のもの。1センチちょっと、くらいの大きさだ。

これを使う。
こういう模造品を作っていると、『何々風にするからこれを手に入れなければ』というのは考え直せるなと思う。

日常生活にあるから、使う。用いる。文化になる。というだけなのだ。
日常生活にないものを無理やり手に入れたり、取り寄せてまで、まして欲しいもの以外は使いようがない人が何かを殺してまで用意する、そういうことは既に『何々風』に近づくどころか、遠のいているのかもしれない。

何でも本物が手に入る現在だからこそ、行き過ぎた勘違いで、本来の進みたい道を誤ってはならないと思う。

模造品の爪、牙。
ピューマや山猫に出くわさない日本。いたとしても、共生する民族の人たちだけが狩ることの出来る動物。だから、ここでは模造品で良い。

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