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シンプル

.14 2008 革の部屋 Leather comment(0) trackback(0)


飾らないこと・単純であること・もしかすると素朴であることも、シンプルの表す状態なのか。

シンプルであるものは使いやすいけれど、簡単だと思われていることも沢山ある。
実際簡単なことが多い。私もそう思う。
ただ、「ある意味簡単」というだけで、必ずしも「難なく出来る」訳じゃない。その辺を勘違いすると、勿体ない目に遭う。私の人生は勘違いで進んできたようなものだから、この意味は身にしみて覚えた。

絵でも物でも、シンプルで良いものを作ろうとすると完成には時間がかかる。
よく言われるように、目立つ部分がそれそのものしかない分、誤魔化すことが出来ない。
直線を描いて、『これは直線の絵なんですよ』と誰かが言うとする。「直線」なのにイヤな感じのゆがみ方をしていたら、受け入れにくいと思う。
そのゆがみはわざとだ、と描いた人が言い切っても、何だか気になるんじゃないか。直線と言えど、手描きで微妙なヨレヨレ感があるものは『味がある』と認められるけれど、明らかに直線ぽくなかったら笑顔で答えられない。
そういう感じだ。

これはどういう基準でどういう判断からなるものか、分からないにしても、多分多くの人が一定のシンプルへのイメージが固定されてあるんだと思う。
これはあり、これは違う。そういう、はっきりしなくても万人が同じような水準で分別する『シンプル』がある。

若いときに色々試行錯誤した。個性とシンプル、が交錯していた。
個性で主張すると、そんなつもりじゃなくても奇抜になりやすい。だから自分の中でよくよく考えて不要な部分を削ぎ落としていった。
するとシンプルになるのだか、今度は自分らしさが無くなってしまった風に感じてしまう。

でも、シンプルで自分が失われることはない。
それに気付いたのは随分、先のことだけど。

どこかであった形のようでも、誰が描いても一緒に思えても、どんなに頑張っても同じになんてならない。
丁寧に、誰がどうやってもそれしかない工程をひたすら大切に守って作った『シンプル』は、自分の手で作る以上、誰のものにもならない。なれない、と言うべきか。

だから、贋作者が凄いんじゃないか。見分けが付かないくらい同じものを作れるほうが才能と腕に長けているというものだ。

よほど意識でもして、精魂込めて贋作を作る訳じゃない。同じになりたくないと思いながら、それしかない単純な形を精一杯自分の手で創るのだ。
その人にしか作れない『シンプル』が出来るに決まっている。

だからこそ、丸ごと自分の素が現れる。

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