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端革の端の、カメとトカゲ

.07 2009 革の部屋 Leather comment(2) trackback(0)



この二つは、あるチャレンジの始まり。

大きさは5cmか、それよりちょっと小さいくらい。
使う革は、多めに切っても端っこの端くらいで何とかなる大きさしか使わない。







今までにどのくらいのものを作ってきたか分からないけれど、いつも違うものを作っている。



同じものを作るということが出来ないからだ。


似たようなものは少しあったけど、結局同じ革がなくて2つ以上出来ないことが殆ど。
もし同じ革があっても作るのに躊躇するという部分もある。


同じものが3個作れるとしても、4個も5個も可能だとしても、
別に商品を作りたいわけではないから作る必要がない。
その分の革で、別の何かを作るほうに進むことが必要なんだ。

何が出来るか、可能性を探すこと。 それのほうが大切なんだ。



こうした理由で、たまに同じようなものを作れそうな革があっても使わない。

でも、大体は使う革はそれのみである場合が多いからなんだけど。
一枚の大きさはその端革によって違うけど、出来るだけその革を無駄なく使いたい。
切って不要な部分を出すのは勿体なさ過ぎるんだ。

手に取った端革の形を、極力削らないように何かを作ることが大切。


私の場合は、だけど。









このカメも、さっきのトカゲも、そういった使い方をした後でも残る革で作っている。

もう一つ、カメのほうはちょっとだけ糸が使ってあるけど見えるかな?

昨日の腕輪を作った余りの糸を使いたくて、カメに使った。
そして、余り糸5cmを残してカメも縫い目を付けられた。 充分だ。


余った糸、余った革。

それでもどこまで作品になるんだろう、と思って使う。
ミニチュアやマグネット等もそういう流れで作っているけど、今回のカメやトカゲは更にシンプル。

どこまで、使い切って作品の状態に出来るだろう。


こんなにシンプルだと、あまり目立ちはしないけど。

でもこういうのもいいかなぁ、と。





「こんなの作品って言うの?」

と、思われるかもしれない。 う~ん。そうだなぁ・・・私だから言えるんだと思うなぁ。

他の人みたいにちゃんとしていない立場の私が作っているから、これでもアリだと思う。

もし、革作家とか革職人とか名前が付いちゃったら、こうしたものは出せないんだろうから。
私はそういうボーダーラインの外側にいるのかもしれない。


一人ぐらい、そういうのがいないと端革で小さい生き物がいなくなってしまうね・・・

なんてことを思いながら、これからも端革の端っこのチャレンジを続けようと考えている。



出来るだけ、捨てない。

出来るだけ、形になるように。


私の努力次第だ。




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comment

Kinu
Eaさんこの二つの作品は興奮ものです。
特にトカゲの足の表情は限りなく本物に近いです。
これは我が家の猫たちには見せられません。
瞬く間に犠牲になってしまうこと
間違いなしです。

今日は暖かい午後でした。
こういう日は西日があたる家の表側に
たくさんのトカゲがはりつきます。
今日数えたら8匹はいました。
彼らは目に入る色で身体の色を変えるのでしょうか・・・
彼らと本当に似ています。

カメもミシシッピアカミミガメに似ていますね。
緑色、そして甲羅の感じが似ています。
紐が甲羅の真ん中についているというのも嬉しいですね。
これなら亀がまっすぐでいられますから。

このふたりは素晴らしいです。
見ていると本当に彼らの命を感じます。
生んでくれてありがとう、
という彼らの嬉しさを感じます。

私もとても嬉しいです。
2009.11.08 09:59
ea
Kinuさんはいつも励ましてくれますね。
それがどんなに有難いことだか、Kinuさんに伝えられたら良いのですが

本物に近い、というのは最上の褒め言葉です。
生き物が対象の作品において。

本物、という言葉。リアル、という言葉。
同じなはずなのに日本で使われるとどうも違う言葉の響き。
リアル、というと写実描写の響きを持っている感じですが、
本物、という意味は写実ではない別の、例えば雰囲気や醸し出すものの意を持っている気がします。

この二つは本物に似せて作っているふうには普通見えないもの。
でもKinuさんは、これを『限りなく本物に近い』とまで評してくれました。

生んでくれてありがとう、と、もし言われたら。
もし、言われたらですが・・・・・

私は号泣するでしょうね。
だって私のほうが作ることで救われているんです。きっと。

Kinuさん有難うございます。
2009.11.08 19:35

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