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動物の想い

.19 2008 革の部屋 Leather comment(0) trackback(0)


不思議な友人がいて、普通見えない光を見る才能がある。

その友人と電話で話していると、よく興味深いことを聞く。
その人のもとにも私のアクセサリーはあるのだけれど、そのアクセサリーから光が出ているという。
光。 光?  どんなに一生懸命見ようとしても見えないが、その人は笑って言う。「物にもあるんですよ。物に入った『気』があるんです。」

友人は言うのだが、命あるものではなくても、存在によって『気』が篭っているものは沢山あると話す。
私の作ったものはちゃんと『気』が出ている、と教えてくれた。
自分の目で見えなくても、そうして教えてもらえると何だか嬉しい。
良かった、と思う。

話が反れるが、身内で肉屋がいる。
肉屋の彼は、肉屋でしか聞けそうにない話を以前話していた。
「あのねぇ、切りにくい肉があるんだよ。」
その肉は、切りにくい上に食べると美味しくないと言う。理由が辛い。

「牛とかってね、電気を流して死なすんだって。その後、解体して肉屋にくるんだけれどね。その電気を流す所に連れてこられる時に、自分が死ぬんだって気付く牛が泣くんだって。怖くて泣いた牛は、肉屋で使うときも切るのが硬くて、『ああ・・・この牛、死ぬって分かった牛なんだな』って分かるんだよ。だから、焼いても何しても硬くて美味しくないんだ」

この話を聞いた時に、「ああ、そうだよなあ・・・」と声を小さく漏らした。
死んだ後も体に影響があるから、と肉屋の身内はやり切れなさそうに呟いた。勿論、牛への同情のやり切れなさだ。とは言っても、こうして食べることが叶っている先進国の食生活なのだが。

話は戻るが、死んだ後もその体の中に留まるものがある。
お肉は、食べるという直接的な行動によってその状態に大きく影響が出る。革はどうだろう。肉屋の話を思いながら、電話越しの友人に聞いてみた。
「篭っている気は、どういう感じの気なんだろう?」
すると友人はすんなり答えた。
「生かした、気ですよ。昇華したから、ここで良い気でこもってるんです。」

私はほっとした。

写真のように、革をほとんどいじらないままにしてあるアクセサリーもある。
こういった状態でも、『気』はふわふわ取り巻くように出ているんだと言う。
色んな工程を経て革は出来るが、その間もそしてそこから変化した後も、『物』扱いでしかない革にはずっと密やかな想いがあるのだろう。

動物の遺した想いと体の一部に、感謝を忘れないで大切に作り続けようと強く思った。
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