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行きつ戻りて

.03 2010 他素材の部屋 Other material comment(0) trackback(0)



黒曜石の腕輪を作るのは3回目。

同じようなのだけど、全く同じにならない。当たり前なんだけど、これはちょっと安心する。



年末も年末、31日の夕陽も沈んだ頃。

訪ねてきた人たちがいて、その人たちの一人が腕輪を選んで帰っていった。



面白いな、と思う時がある。
人によることなんだろうが、何かを選ぶのが一瞬で決まってしまう時。

「え?いいの?」
と思うのは私のほうで、選んだ本人は何の躊躇もない。
選んだ革の作品を、まるでずっと前から知っていたようにあっという間に自分のものにしている。



小さなものが集められている箱を開けた途端、その人は「これがいいや、」と言って腕輪をつまみあげた。

箱の中には沢山の小さなものがあったけれど、全く目に入っていなかったのかと思うほど早い反応だった。
そして、その腕輪はちょっと目を離したあとに、もうその人の手首にくっ付いていた。



ああいう時、呆気に取られる。

私が選ぶ側なら、多分時間がかかるから。
その人が普段から潔い決定をする人かどうかというと、それは知らないが。

でも思う。そういう場面を見ると必ず思うことがある。


作ったのは私で、選んでいるのは私じゃないんだけど、
きっとどこか。昔に、この人は『私が作った何か・古代版』と出会っていたんじゃないかと思うのだ。

私が作ったことが今も生きているかどうかじゃなくて、昔、似たような何かをその人が持っていたとか何かで引き寄せられるのか、と。



分かりにくいだろうけど、簡単に言えばこういうことだ。

昔々、どこかで生きていたとき。前世とかそういう意味。
黒曜石で作った装身具をこの人が身に着けていたのかも、とか。
黒曜石で作ったお守りや、または狩猟の道具にちょっとした思い出があったのかも、とか。

そういうこと。


私は現在になって、こうしてたまたま黒曜石を拾い集め、たまたま端革を細工して身近なものを作ることが生業になっている。

これで出来上がった(今回の場合)腕輪が、たまたま、ある人の遠い遠い遥かな意識の片隅に反応したのか。



それさえ、たまたまなのかもしれないが。




今日はそんなことを思いながら新しく腕輪を作っていた。
もしかしたらまた誰かが腕輪を求めるのかと思って。

その誰かも、どこからか進んできて、どこからか響く遥かな声に一瞬呼び戻されて。



もしそうだったら、そんな素敵なポイントを目にする機会に嬉しい限り。










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