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ボール・2

.25 2010 革の部屋 Leather comment(2) trackback(0)





野球のボールは私には馴染みがなくて。
本当に、人生に野球の場面がないから、ボールについても何も知識がない。

球体という状態がどれほど難しいか。
ほとほと参る。
参るからこそ、学ぶ甲斐があるというもの。

去年の暮れからじっくり付き合うことにした、立体。

球体は3Dの中でも非常にシンプルで、そして誤魔化しようがない。
困ったことに、歪むとすぐに分かってしまう。
球体、真球、私のような未熟な人間には到底及ばない位置にいるのだけは、はっきり分かる。




野球のボールは馬革で作るらしい。日本では牛でも作っているとか。
円周が平均23cmということで、重さも140g台。
ガッチリしているイメージがある野球の球だが、中身にコルクの玉が入っていて、その周りをゴムやウール、木綿のカバーが包んでいる。
意外と柔かそうな聞こえ。

作ろうと思ったきっかけは特にない。

でもこの前のオーソドックスなサッカーボールを縫ったときに、他のボールも作ってみようと思っていた。
よくよく考えてみれば、『ボール』はほとんどが革で作られていたのだ。




私が作る端革細工で出来るボールはサイズや質が異なるから、そのものを作り出すことは叶わないけれど。
こういったものから学ぶことは実に沢山あって、作るたびに自分の貧弱さや連鎖する?マークに追い回される。

そういう時に自分を元気づける方法も一応見つけた。


正確さは何度も作るうちに見つけるもの。 
そのものの始まりは、正確さや表面的なものではなかったこと。


これを唱えると少し心が緩む。

目的があって制作された数々のもの。
それが時間を経るたびに、使う人の言葉をよく聞いていく作業の内に、現在に残った形になった。
現在の形が完璧かどうかは分からないが、始まりは完璧とは程遠かったはずだ。

私が始めているのはそこの部分なんだ、と自分に言う。


頑張ることがいっぱいある。


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comment

Kinu
Eaさんおはようございます。
野球のボール。
「作ろうと思ったきっかけは特にない」
のところに今回ひかれました。
毎日作品を制作されていますが、
今日は何を作ろうか、というひらめきが
どのように起こるのだろう・・・と
いつも思っていたからです。

いままで生み出した作品は
ほんとうに様々で
これだけ自由な発想をもとに
何かを作り出すってきっと楽しいだろうな、と。
もちろん制作の過程には
難度の部分もあるし、
苦労されてきたと思います。
でも完成された作品はどれも
その苦心を感じさせず
ふっととても自然な形で存在する。

最終的にEaさんの気持ちが落ち着いて
作品が出来上がるのでしょうね。
出来た作品をながめて
きっと充実した気持ちになるのではないでしょうか。

日々のひらめきが
どのように浮かぶのか
とても興味があります。
2010.01.26 11:26
ea
ひらめき。そうですね・・・ひらめき。
実は、すぐに答えるほどきちんとしていないのでは、と
毎日作っていると、当然なのですが何も浮かばない日もあって。
それが連日になってしまうと大変です。
そういう時、度々ふと頭をよぎるものが在るのですが、
それがKinuさんの言う「ひらめき」かもしれないのです。
ただ、「ひらめき」は100%実現されていません。
何かが「ひらめき」を押しやる時もしばしばあって、
それは多分自制心なのでしょうね。
今の自分が作るものではない、という自制心。

今の自分に相応したものを選んで作っている気はします。


逆に言ってみると、常に溢れかえっているのでしょう。
屋根裏部屋に詰め込んだがらくたのように。
だから決して『溢れかえっている』という意味が良いものではないのです

屋根裏部屋に入って、雑多なものが所狭しとあったら集中力が散漫になりますね。
あれの状態です(笑)

中には、自分の手に負えないものがあったり、使い道の分からないものや、
珍しい不思議なもの、古くて錆付いたもの、様々ですから、
目に付いても、手に取ってみても、今の自分には動かせないとか使えないとか。
見渡してみても自分には向いていないものだらけ、となると空っぽと同じなのです。

でもそのうち「あ!これなら私分かる!」という一つを見つけるのです

それがその日に作っている作品なのですね、多分。

少し付け加えておくと、「上手く出来なかった」とこぼしている日は、
大体私にはまだ『早い』対象であったり、気持ちだけがはやったもの。
そういうのは再び屋根裏部屋に押し込まれていくのです
また成長したときに屋根裏部屋で見つけるのだと思います。

Kinuさんに褒めてもらうといつも嬉しいです
ありがとうございます。
2010.01.26 17:35

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