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絵本と石の欠片

.05 2008 未分類 comment(2) trackback(0)


今日は暖かい日だ。海風が強いから、海岸沿いに車を停めておくと飛沫が飛んでくるから窓がべたべたになる。

太陽の光で、持っているお守りの石がとても綺麗に光を返す。
この石はアメジストだ。高価で真紫のカット済みではないが、混ざり物があろうが色が混色だろうがアメジストの光り方を見せてくれる。

この石は見てのとおり原石で、良いか悪いか、すぐ割れる。
以前、割れた石をあげたことを思い出した。


何度も話しに出たけれど、一冊の絵本を自費出版したことがある。
その絵本を知人伝えに購入してくれた人の子供の話だ。
お母さんが購入して、その当時8歳の子が絵本を読んだ。絵本なので、一応ひらがなが中心だ。でも、なんとなく分かりにくい文章だったかもしれない。出版社には子供向けっぽくないですよ、と注意されていたから。

その女の子は絵本を読んで泣いていたと聞いた。絵本の最後で『モキヨ』という土の精は土に戻っていくところがあって、そこを悲しがっていたようだ。じわ~っと涙が出てきて、8歳の女の子は読むと泣く、を繰り返していたという。

私は手紙を書いた。モキヨからの贈り物でこのアメジストの一片も送った。
その女の子は、精神的に大人のようなところがあるらしくて、存在や成長や日々の意味について敏感な子だと聞いていたから、絵本の内容に何か自分なりの答えを見たのかもしれない。それが良い答えだったかそうではなかったか、私には知る由もないことだが、余計なことかもしれないけれど追伸を渡したくなった。

アメジストは子供の掌に隠れるくらいの大きさだったが、不純物の入った原石だから、茶色い点のようなものが目立つ。それを見てどう思うだろうと思った。
追伸にはこうやって書いた気がする。

この石は、何千年も前に生まれました。
少しずつ大きくなって、こんなに綺麗な石になるんです。
汚れているみたいに見えるところも、
ちゃんと大きくなったからこうしてあっていいんです・・・

みたいな感じだったと思う。
こうやってゆっくり大きくなるんだよ、という内容だった。

女の子はモキヨの贈り物を今も持っているのだろうか。
ゆっくり大きくなるのは、それは当たり前のことでいいのかもしれない。
透明に何も汚れずになんて生きれなくていいんだとも思う。
出来れば、痛い思いなんて避けて通りたいけれど、生きていくうちには知らずに傷つけ、知らずに傷を負うときもある。
だから、どんなに一生懸命真正直に生きていても、良いトコ取りの宝石にはなれないもんだ。

一個、ちゃんと出来るって言えるものがあれば充分だとも。
ちゃんと、生きてますって、それが原石なんだと思い出した晴れた日。
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comment

3eyes
いい話ですね~

きっとずっと持ってるって思いますよ!
子供のときにもらったり拾った石って、宝物ですもんね。

この本また読みたくなります!
2009.09.22 21:41
ea
3eyesさん、

本買ってくださったんですか?
わ~・・・ 有難うございます(^^)!
1年間しか表では売っていなかった本なのに。

そうなんです。
石、アメジストの原石。私も宝物にしていた子供でした。

持っていてくれるといいなぁって、たまに思い出します。
何だかその女の子、とても感受性の強い思慮深ーい子みたいだから。
時折心配になるんですよ・・・

2009.09.22 23:03

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