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気にしない

.02 2010 一人芝居の部屋 comment(0) trackback(-)






昨日の話に出てきた人と話して、改めて受け入れることがあった。
体験と経験が違うように、想像と実感は随分距離があるもので。

知っているのに理解できていないとか、分かっていたのに重視していなかったとか。

そんなことを思いながら、話を聞いていた。





『肩紐がくいこんでいるのを・・・』という話を書いたのを、その人が読んだら気を悪くするかと思った。
それで書いた後に、こういう思いがあってこれを書いたんだ、とその人に伝えることに。

すると話を聞いている間中、その人は笑っていて、最後に「ああ~、そうなの。ありがとうね。」と言った。


私はこの反応に助かったものの、怒ったり嫌な気分にならないかと内心心配はあった。

でもやっぱり、記事にも書いたように、自分の作ったものを好きで使っている人が、面白げに見られているのは・・・
そう思うと、それを変えることが出来ないかと思ったのだ、という気持ちも話した。



その人はちょっと考えてからこう言った。

「人が気にしていることは自分が気にしていることでしょう。」


始め、意味がよく分からなくてピンとこなかった。
それでオウム返しに意味を聞くと、そんなことも分からないかというように少し驚いた顔をした。


「人が気にしている、と思うのは、自分がそこを気にしているから。
 そんなに気にされているわけないんだよ。
 
 格好が変な人を見ても、一生の話題にはならないでしょう。一瞬の話題でしょう。
 その消えてしまう一瞬のために、自分が気を遣っていたらパンクしちゃうよ。」


と、説明してくれた。


「気にしなきゃいけないことは、他にもっとあるよ。」


そう付け加えて、その人は私を見た。

私はこういう時、いつもハッとする。
私がいかに小さいか、を。



その人の話は、その後も例題を伴って続いた。
多分、私に教えるためだったのだろう。

例題に私に関しての話は出てこなかったけど、私もまた、その例題を自分に置き換えて考えないといけないと思った。



化粧をしないと外に出られないとか、服が気に入らないと恥ずかしそうに歩くとか、
こうじゃなきゃ・ああじゃなきゃ、とこだわりすぎている人を見ると、不自然に見えると。

女性だから表に行く時は身だしなみで化粧をする、というのと、絶対化粧なしでは外は嫌だという人。
面接に行くからちゃんと髪をとかしてきちんとした格好をする人と、常にお金のかかる服を着たがる人。

この差は開いている、と言う。
過剰に意識をすると、通りすがる人も見ていると思い込む。だから、どうしても耐えられない。


だけど他人はそこまで他人を気にしないものだ。
烏合の衆のように集まってきたら、もしかしたら忘れがたい体験になるかもしれない。
ただ、多くの場合はそういうことはない。
そんな、他人から見て衝撃的でもないようなことに自分の欠点だと自分に決め付けるのは気にし過ぎなのだろう。


これは格好や身体の見た目に限ったことじゃない。

気にし過ぎることが重圧になって、心を病んでいく原因になるのかもしれない。


誰と比べて、何と張り合って、気になるのか。
硬直するような自分の枠を作っているのは、他人が気にしている目を向けるからではなくて、
他ならぬ自分自身が気にしている目で見つめているからかも。



その人は言う。

収入が減った家庭が水準を下げて生活するのは嫌だ、と、水準を変えない生活で苦労を続けるのも同じ。
誰かと付き合うときに、相手が理想どおりじゃない場合、相手を理想の姿に変えようとするのも同じ。
食材を選ぶのに人やテレビの話を聞いて、もっと良いもの・もっと美味しいものと左右されるのも同じ。


収入が減ったなら減ったなりの生活水準を設ければ妙な苦労をしなくても良い。
高かった衣服や日用品を安価なものに替えるとか、外出や外食を減らすとか。

自分の横を歩く人を自分の理想どおりにしないと恥ずかしいなら、先ずその理想どおりの相手に自分は見合うか考える。
そんな外見や持ち物だけで人を選別するような人間に、理想の人は快く付き合うだろうかと。

食べるものに真面目なのはいいことだけど、栄養素が多いからとか血がきれいになるからとか、
動物は殺したくないから食べないとか。
そういう意見があまりに多いから、死なずに済む命が余計に死ぬことになって、捨てられるほどの選べる食材が日々用意されている。



こだわるところは体面じゃなくて、別のところにあるのではないか、と話していた。


何度も言うように、何もかも気にしない、と言うのではないし、極端に気にしすぎると思われる行動が目立つという話。



「気にしすぎると、自分が気にしている以外のことは見えなくなる。
 そうやって大切なことを失っていくんだよ。」


そこに関わる事柄や他の人達のことが見えなくなってくる。
自分だけ、と思うことはすごいことだ。

自分だけなんてことは世界中探したってないのに。


話し終わるとその人は「ね。」と私を見て頷いた。






いろいろな考え方を持つ人がいる。

様々な人生観でそれを確かな礎にして歩んでいる人がいる。

聞く話全てに対して何もかもその通りというのはないけど、
覚えておこうと思うことを聞けた気がした。




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