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革のベルト

.15 2010 革の部屋 Leather comment(0) trackback(-)



革のベルト、と言ったところでどこにでもあるのだけど。
ただ私がちゃんと作るのは今回が初めて。


本体の革は、相当長くないとベルトに出来ない。
今までは私には無縁のものだった。
でも、この度めでたく、ベルトに成るべき革を見つけた。


職人さんは、知っていたのだろうか。

それとも知らなかったのか。

ベルトになるように切られた革が混入していたのを。


とにかく、袋の中から一本の長い革を見つけた。
その革は丁寧にも両端を残して三つに分けて切られていた。

間違いなく、これは職人さんがベルトにしようと思ったんだろう、と見ていた。

でもどうしてか、職人さんはこの革を端革袋に詰めた。
そして私が手に取ることになった。





金曜日に見つけてから今日まで、どうやってベルトにしようか考えていた。

本体は申し分ない革。
すごい革で、こんな革を自分が使える日が来るなんてまだずっと先だと思うような革。

これにつけるバックルが悩みの種になった。


でも私は真鍮のバックルも銀のバックルも持っていない。
買いに行くなんて尚更出来ない。

やっぱり自分で作るしかなさそうだ、と決めた。








本体と同じくらい強い革を選ぶ。

似たような革はあるけど、本体と同じ革はない。
だから、頑丈な革を見つけて、それでバックルと周囲の部分を作る。



バックル部分にあてた革は、本体よりも少し薄い。
これを二つ折りにして縫い、強くする。

バックルにつく針(?)の部分は、ベルトと同じくらい厚みのある革を使った。


革がどれほど硬く強靭だと思っても、やはり曲るものだから金属のようにはならない。
でも馬具には、現在でも金属抜きでベルトが作られていることもあるし、その馬具を作る革で全部を作れば問題ないと思った。



重ねた革の一番厚い箇所を縫う時、厚さ1cm。
これには本当に驚いた。

ただ厚さ1cm、というと、今までにだって縫ったことはある。
だけど、この革の厚さ1cmはこれまでと比にならない。
硬さが全然別のものだからだ。

普段は接着剤で押さえてから針の通る穴を開けたりするのに、接着剤なんか意味がなかった。
強く押さえたところで、革は跳ね上がってしまう。


諦めて、接着剤で汚れるよりも、糸の力に頼ることにした。


縫い締めていくと、糸が指にくいこんで指は一目ごとに赤くなってゆく。
すごい革だ、と針を通すたびに思った。


縫いあがって気がついた。
糸を引いた部分の両手の指にまめが出来ていた。

へぇ、と眺めてしまった。


たった少しの縫い付けだったのに。
もっとずっと長い時間縫い続けても、厚いだけの重ねた革を縫っていても、こうなった時はなかったのに。











こうして出来上がったベルト。


こんな革に触れる機会がもたらされて、私は本当にラッキーだ。




革ってすごいや、と出来上がってしみじみ見つめる、一本のベルト。
感慨深いです






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