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クリスマスの日

.25 2008 未分類 comment(0) trackback(0)


クリスマスだ。風の強い、よく晴れた日だった。
今日は遅い贈り物を用意していた。
本当なら、朝にツリーの下に置いてあるはずの贈り物だから。
でも、夕方になったけれど大丈夫かな?と思う理由に、渡す相手がクリスマスを知らないことが理由にある。

その人は大人だ。人並みに子供がいたり離婚を経験したり、ワーキングプアーな日本の社会を今まさにその状態で生きている。
話せば気の良い人で、思いやり深く、心の豊かさを大切にしているのが会話で分かるような『良い人』である。

こんな感じで、俗に言う『良い人』なのだが、子供のときから一度もクリスマスプレゼントをもらったことがないと言う。
聞けば、誕生日プレゼントもなければ、お祝いをしたことすらないと言うのだ。

不思議なことに、この人の兄弟はお祝いもプレゼントもあったようだ。
社会に出て結婚してからも、この人は夫婦間でお祝いも贈り物もただの一度もなかったという。

興味なさそうにそういう昔話をへらへら笑ってするのだが、私にはとても気の毒に思えた。

先日、その人に絵を描いた。
その人は誕生日だったのだ。だから、絵を描いて、花を少し買って、ささやかなケーキを焼いて渡した。
すると、その人はなんで?という顔をした。私は『あなたは今日、誕生日だ』と付け加えた。そこでその人は『ああ!』と驚いた。
その人はどう喜んでいいかよく分からない、と困ったように嬉しそうに言った。
私は、それでいいと思う、と伝えた。

今日はクリスマスだ。
朝にプレゼントを渡し損ねたが、これから渡しに行けるだろう。
相変わらず質素な物しか作れない未熟な自分が悲しくもなったが、丁寧に作ったつもりだ。
これを渡そうと思う。

思い出も何も、差別やひいきで奪われてきたある人の人生に、これがこの先使えると良いなと考えた。

一枚しか入らないが、写真ケースだ。
一枚の写真もないその人に、始めの一枚を入れておける入れ物があったら。
クリスマスの思い出になるんじゃないだろうか。

多くの、ひとりぼっちの命みんなに、神様からの祝福がありますように。
メリークリスマス。
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