スポンサーサイト

.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

はてしない物語

.16 2010 未分類 comment(0) trackback(-)
huhhulu.jpg




好きな本一冊、と言われてもきっとすぐには答えられない。
でも好きな本はどういう本?というなら、答えられる。

『はてしない物語』のような本が好き、と答える。


終わらない本。
そんなのあるわけないんだと知ってるけど、100%認めてもいない。
でも題名が『はてしない』と付いている以上、この物語はずっと続く。

だって、続くのは形としての本ではなくて、本の中の物語なのだから。



今日はこの話の中、特に好きな白い竜の絵を描いたので、その話し・・・

映画「The Neverending Story」は有名だ。
でも原作者のエンデはこの製作に関わることができなかったという。
本当は違う、とエンデは抗議したようだけど、映画制作者はエンデの意見を取り扱わなかった。
いろいろ違う場面があって、エンデが嫌がったのも仕方ない気がする。
なかでもフッフールという幸いの竜、名前はファルコンとされて大きなワンちゃんみたいになっているのはかなり気にしたらしい。
本当のところ、フッフールは東洋の竜のように神秘的にしたかったとか。(WIKIPEDIAより)
役回りとして大切な位置にいるフッフールがかわいい竜になっているのは意外だっただろう。
確かに本の中の挿絵には、フッフールは角のない東洋の竜みたいだ。

文中にも「普通の竜にも似ていず、まして地中の穴深くに棲み・・・あの巨大な忌まわしい大蛇などとは似ても似つかない・・・」とある。
これは西洋の竜を『普通』とした場合の言葉だ。
私たちの言うところの『普通』の竜なら、炎を吐いたり荒々しい悪魔的な存在ではないから。

「並外れて大きな体にもかかわらず、夏空に浮かぶ雲のようにかろやかなので、飛翔のための翼はいらなかった。水の中の魚のように大空を泳ぐさまは、地上から見ていると、ゆっくりと通り過ぎる稲妻のようだった。」
と、いうのが、フッフールの説明。

真珠貝色のうろこ、長いしなやかな体、口もとの長いひげ、たてがみ、尾と足の房毛、獅子に似た頭、ルビーのような瞳・・・





huhhulu2.jpg




本の中の挿絵には、耳と角が書かれていないし、鼻の下のひげもない竜がアトレーユを背中に乗せている。
挿絵と文をベースにして私が想像したのは、今日絵に描いたような姿だった。

フッフールがファンタージェンの空を疾走する。
大きな大きな白く眩い体をうねらせて、青銅の声が風に飛びすさる。
幸いの竜、フッフール。

決して希望は捨てない、という言葉が私の頭に銅鑼のように鳴り響いた。


そしてフッフールは最悪の事態でもアトレーユにいう。
「幸運を願うこと。ほかにありますかな?」





希望が希望じゃなくなりそうなことが多すぎる世の中で、
バスティアンも思うように、
『・・・ごくありきたりな事柄が、不平たらたら書いてあるような本は、きらいだった。そういうことは現実であうことで十分だった。その上何を今さら読む必要があっただろう?』
という、そんな本ばかりが大事そうな世の中で、
こうした本は殊の外、特別な勇気や教えを授けてくれる気がする。


フッフールに会いたいなぁ。




huhhulu3.jpg




スポンサーサイト

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ea

Author:ea
EA/ 絵描き・端革細工作者

カレンダー

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最新記事

カテゴリ

HP・端革細工の回廊

Gremz

クリック募金

National Geographic

天気予報

天気時計

Amazon

日本語→英語

最新コメント

RSSリンクの表示

リンク

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。