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キツネの絵

.07 2010 未分類 comment(2) trackback(-)
fox.jpg



昨日はちょっと自分のものを作っていたから、何も載せるものがなかった。
作っていたのは本棚。
ただの組み立てなんだけど、大きい本棚は組み立てだけでも妙に時間がかかる。

今日はこれから、物置に入れてある本の箱を持ってきて本棚に並べないといけない。
新しい本棚が壁際で本が入るのを待っているのだ。


まぁ、こんな話はさておき。



今日は絵を描きたかったので、絵を描いた。

何の絵、という強い希望が特になかったので、あれこれ考えた末、目のきれいなキツネを描くことにした。
キツネの目の色はとってもきれい。
澄んでいて、真っ直ぐで、小さな体にはっきりした賢そうな光を湛えている。

私はこういう生き物が好きなのだ。

弱いというほど弱くはなく、でも強い部類の生き物の枠にはいない。
人間のお伽話の中ではしょっちゅう悪いやつやずるいやつというイメージの対象にされていて。
誤解の多い、そして食物連鎖からみたら強くも弱くもない、生き物たち。

でも本当は、健気に一生懸命生きているのは他のどの生き物ともちっとも変わらない。
知恵を絞り、生きることに精一杯な必死さで一生を送るのだ。


そんな動物の、くもりのないきれいな目を描きたくなった。





fox2.jpg



人間もそうだろう、と思うときがある。

いつもは伏せ目がちな自信のない人。
そういう人は真っ直ぐに誰かの目を見るときをためらっているのだ。

誰かに、目を合わせること。
誰かに、話しかけること。
誰かを、見つめること。

強くもなく、弱くもなく、何故かよく誤解されて、それでも一生懸命自分であろうとする人。

そういう人が心をふっと開いた時、自然の厳しさに生きている小さな生き物たちと同じように
沢山傷ついて、沢山考えて、でも生き延びたくて必死だった真っ直ぐな想いが目に現れる。


今朝、ちょっと気になることがあった。

たまたま行き着いたブログで、驚いたことに私の話が出ていた。
よく考えてみれば、インターネットの世界で公開しているんだから驚くこともないだろうけど、
とにかく意外でびっくりした。

私の話を書いていた人はどんな人だろう、と思って少し読みすすめていると、
どうも絵を描く人らしいことが分かった。
そして、心が繊細で真面目で生命を大事に生きている最中の人だ、というのも分かった。
その人は鬱病なのだという。
でも一生懸命、回復させようと毎日を大切にしている。
二、三十話読んでみて、随分と気苦労を重ねて大変であったことだろうと思った。

自殺未遂をしたという話を読んで、『ああ、私もあるな・・・』と共感した。
私の体は傷跡だらけだ。
でも生きるほうを選んで、今に至る。

生きるというのは、人によっては考え方次第で幾らでも前向きになれるけれど、
人によっては命を脅かすほどの苦痛の時間に留まることもある。
そしてそれは、当人にしか理解できない怖れと悲しみの坩堝でもある。
いつかその坩堝から出る日が来るとしても、出るまでの期間は必死なのだ。


その人の話を読んで、こうした真っ直ぐ生きていこうとする人へ何が出来るだろうと考えていた。
でもたとえ一万の言葉を積んでみたところで、言うだけなら届きはしないだろう。

それで、絵を描いた。

何か言葉よりも伝わるものを、と思って思案した。
それがキツネの絵だった。
きれいな茶色い目をした、小さい体で懸命に生きているキツネ。
なにかと尾ひれのつく印象をくっつけられて、その中で逞しく生き抜くキツネ。


描いたキツネの絵はどこかでその人が見るかもしれない。
そして、自分(その人)の目も、このキツネの目と同じように澄んでいてきれいな目なんだって、
気がつくといいなぁ。





fox3.jpg


生きることを生きようとする、そういう想いを抱えた命は美しいのです・・・


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comment

ea
あ~! いらっしゃいましたか(^^)!
ようこそおいで下さいました!

いえいえ、私の記事があるなんて思ってもみませんでしたから、
イプシロンさんの記事を読んでいて、じ~んと感動していました。
ああして見てくださる方がいると知って、本当に嬉しく思いました。
イプシロンさん、有難うございます。

私もいきなりこうして記事に書いて良いか、少し迷ったのですが、
でも矢も立てもたまらなくなるとはこうした気持ちなんでしょう(^^)
幾つかのイプシロンさんの記事を拝読していて、何か共感や励ましを表したくて。
とても深く様々なことを思っていらっしゃるのに、
ご自身はその素晴らしさに気が付いておられないようで・・・

> なにしろ私はミジンコの心臓なもので(笑)

私もすずめのハートです(笑)、自分ではよくそう感じます。
対人も苦手ですし、びっくりしやすいですし(笑)

イプシロンさん。
また遊びにいらしてくださるとのこと。
心より楽しみにお待ちしています。
私もお伺いしますので、どうぞよろしくお願いします。

繊細な技術と対象物を引き出す絵の描き方、
これからも磨いていって、どんどん作品を増やしていって下さい。
応援しています(^^)

ご訪問、有難うございました!
2010.06.07 23:14
イプシロン
初めまして。
あー、何を書いていいのか悩んでしまうのですが、
とにかく、有難うございます!

あらかじめこちらに挨拶してから、
記事を書こうかとも思ったのですが、
なにしろ私はミジンコの心臓なもので(笑)

人の為に絵を描いたことは何度かあるんですが、
自分の為にこうして絵を描いてもらうことが
これほども感動するものなのだと、初めて知りました。
そのうえ、こうして記事まで書いて頂いて、
本当に、有難うございます。

その気持ちを大切に日々、
生きていこうと思います。

製作や記事、楽しみにして、
また、こちらに伺うと思いますので、
これからも宜しくお願いします。
2010.06.07 20:43

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