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旅の9日目、日記

.22 2010 未分類 comment(-) trackback(-)
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お腹がすいても腹3分目くらいというのは意外にこたえるものだ。

普段の生活の動かなさ加減と食事量が、今は相当釣り合っていないと身を持って知る。
歩き回るとか、もしかするとただ単に戸外にいるというのが、こんなに体に影響するのか。
だけどこれも一概にそれのみと言えないのかも。
年もとったし、若々しい体の時の無尽蔵のエネルギーは現在残す影もないようだし・・・

とにかく、持参した食料を丁寧に分けて、無理のないよう過ごす。
燻製にした小ぶりな幾つかの肉と、小さく作ったパンと安いお酒で夕食。
質素だけど、この食料に殊の外有り難いとしみじみ感じる。

これはこれでとても良いことだ。

行き先の定まらない旅に、いろんなことを思う。
いろんなことを感じ、
いろんな視点で見ることが出来、
それまで言葉でしか理解していなかった部分に実感がこもる。




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雨が降ったり止んだりしながら、かっと光が差す時。

木漏れ日の中からたくさんの光の玉が落ちてくる。
雨が降ると人は頭を垂れるけど、光が差すと顔を上げて天を仰ぐ。
普通によくあることなのに、こんなことさえ、はっと思うと嬉しくなる。
仰いだ先には、これから色づく小さな実がたわわに実っていた。

まだ青い実がびっしりついた桑の木に、幾つか先駆けて赤く黒っぽく輝く実がある。
桑の実なんて別に珍しいこともないのだろうけど、やっぱり木々の群れに見つけると嬉しい。

一つ頂戴して口に入れた後、葉の香りのする甘酸っぱい味わいに感謝した。


桑の木にお礼を言って、そのまま歩き続けたけど、注意して見ているとどこもかしこも実がなっている。
雨ばかりで気がふさぐなぁ、と思うのは私が普段家の中にいるからだ。
夏に疾走する恵みの雨の季節、雨を恵みとする自然の中では全てが生命力を増している。

こんな緑色の隣人たちに囲まれていると感動して、癒されて、与えられて。
すると小さな私は自分にふと問いかける。

私は、帰れないのか、帰らないのか。


私の中で、帰りたくない想いばかりが湧き出していく。




green2.jpg


まぶしく、暑く、輝く。
それは特別な瞬間でもなんでもない、彼らの日常であって、彼らの一生なのだろう。



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沼は淀みに見えるけど、雨の後だから。
沢山の生き物たちが大きな広い沼を行き交っていた。

波紋一つ立てない静寂の沼に、確かに生きている音が絶え間なく響く。

生きているというのは、自然で、
自然というのは、生きているという、たったそれだけで本来充分なのかもしれない。


でも人の場合は簡潔にそれで良いと言い切れない。
純粋に、生きている自身を守りながら、善く生きる意志がいるだろう。
そんなことを止め処なく感じながら、


旅は続いている。






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