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財布

.13 2009 革の部屋 Leather comment(0) trackback(0)


私の作らないものの一つに財布がある。理由は、良い財布にならないことが分かっているからやらないのだ。

財布を作ることのある人は当然の話だけれど、作ることのない人は具体的な理由がピンとこないよう。財布は小さいものだけれど、使う革は良い部分を使わないと長く使用できないから私の持っている革では作れないことになる。

財布自体、安いものではない。財布に入れる物がなくなりそうな値だってある。手が込み入っていたり、革が伸びたりしないで、機能的な使いやすさを重視して作られるから無理ないかもしれない。

端革が良くない部分だと言う気にならないが、少なくとも財布に適した革ではない。よく伸びるし、ちぎれてもいる。汚れや傷なら特にそれをメインに使えば問題ないのだが、伸びやすいのは問題ありだ。ちぎれている革というのもちぎれやすいからそうなっている。同じ質の大きさのあるものは殆どないし、繊維が同方向ではない切れ方の革を無理に使おうと思えないのだ。

そして結論は作らない、となる。
1/4サイズくらいなら出来るが、財布としては使えない。写真はその財布だ。
たまに作ろうかなとよぎる事もあるのだが、やっぱり考えてしまう。そんな理由を知っているお客さんが、この前『財布を作れませんか?』と尋ねてきた。

あれ?と思ったのだがそのまま話を聞いていた。
『自分の探している財布は、最小で最薄で、そして頑丈で、必要なものが揃っていてくれればいいのですが』と言う。『飾りもコンチョも要らないんです、でも買おうと思ってもないんですよ』と加えた。それを聞いて・・出来るかなぁとぼんやり考えていたら、私が喋るまでも無く『注文制作しない人に話してすみません』と言われた。

私は「頑張ってみます」と返事をした。
その人は、注文が注文どおりにならない仕事だと知っていて頼んできた。私が改めて始めから話しをする必要はないくらい分かっていると思う。その人が使う財布に頑丈性が備わるのはやりようによっては出来るかもしれない。でも上手くいくかどうか。革の質を補助する何かを合わせて、縫製に気を遣えば作れるのかもしれない。ただ、求める質の革がどのくらい用意できるかどうか。


小さなミニチュア財布を見ながら、普段使いの財布一つに試行錯誤する私。
革の趣味を持っている人から見たら笑うようなことだろう。
やれやれと思いながら自分の力量を情けなく受けとめつつ、出来る限りのことを丁寧に精一杯やってみよう。
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