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クジラと初心

.31 2010 革の部屋 Leather comment(0) trackback(-)
kujira4.jpg



まあ、出来については何も言わないで。


初心と名打ったのは私のことじゃなく、他人の視点。
しかしこれを作ってるのは私なのだけど。


経緯はこうだ。



もし。

あなたが革を触って何かを作ることが初めてだったら。

何を作りたいと思うだろう?
どんな形の、どんな雰囲気で、どんなイメージのものを仕上げたいだろう?


と、質問してみたら、相手は『う~ん』と悩む。
突然「あれやこれや」とはいかないものだ。
そこでもう少し具体的にイメージを持ってもらう。

出来る出来ないはもちろんある、だから簡単なものだとして、
自分にも出来そうな『置物』だったり『持ち物』だったり、『形』だったり・・・
と促す。


これで相手が「クジラ」と答えた。

クジラを作ってみたいのか?と訊くと、そうだと言う。
平面的なクジラのシルエット状のものか、立体的なクジラなのかを訊ねると、
立体がいい・・・と。



で、このクジラにつながるのだが、それでは質問された相手は何をしたのかとなるだろう。
このクジラは私が作ったものだが、質問された相手に何も「作ってご覧」とは言っていない。
相手はただ私の問答の相手であっただけ。

初めて作る革のもの、何が良いかは人によりけりだ。

でも大体の人はきっと、実際に作るとなると多少消極的になるものだ。
だから無難なことを大まかに捉えて作る対象を定めるだろう。

たとえ靴がほしくても「靴を作る」とは考えないだろうし、鞄や財布にしたって遠慮する。
自分の試みが失敗しない程度に収まることを願う。

これは、初心者だろうが、何年作ってようが変わらないことだと思うけれど。


私の質問の相手はクジラを立体的に作ることを選んだ。
クジラをどうする気かまでは訊いていないが、とにかくクジラだった。


こういうヒントがほしいと思った。


初心者だったら、何をしようと思うのか、どうやって見たい形に近づけるのか、
そういう他人からの視点で近寄ることをやってみようと思った。

クジラ、初めて作るなら。


革を楕円のように切って、お腹側で縫い合わせる簡単さ。
縫うのは単純に一列だけ、あとはちょっと留める箇所だけ。
形をそれらしくしたいから当て革で背中をそれらしく見えるようにする。
目玉などは入れないで、ヒレを差し込んで接着する。

細かく手を入れないこと、技術や経験を使わないこと、リアリティよりも印象で進むこと、
そして大事なことは誰でも出来ること。

一瞬、自分が特別なことをしたような感動や充実感を感じることができること。




今日のクジラはそういうふうにしたかった。

クジラ、というよりは、今日の制作というべきかも。





kujira5.jpg



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