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魔女の靴

.04 2010 革の部屋 Leather comment(0) trackback(-)
shoes.jpg



先日の帽子に続くとなると、革のものでは靴くらいしか思い当たらなかった。
多分、衣服は革ではないだろうし、その他諸々の魔女グッズは素材様々だ。

靴は布製のものもあるようだが、革の靴のほうが一般的だったよう。

ただ、魔女狩りという恐ろしい出来事があった時代にこの靴の形がはやったかどうか。
そこまでは分からないけれど。



私が参考にしたのは、中世というか、それより少し前というか、
12世紀頃から15世紀にかけての時代で庶民的なもの。

国はフランスやドイツなどの有名どころ。
それにしても、思ったとおりやたらと資料が多い。
とてもじゃないが全てに目を通すのは無理なので、作れそうなものだけを探した。


しかし、こうした先のとがった靴。
この意味はなんだろう、とそっちに興味が向いてしまう。

どうしてとがっているんだろう。

絵に描かれているものや博物館にある当時の靴は、靴というよりアクセサリーだ。
歩くに不要なほどの長さのある靴もあれば、
あまりに先端が長いために、先端を鎖で引き上げて膝から鎖が伸びているものもある。
どうやら位の高い人間たちがこぞって楽しんだブームのよう。
長さの基準に対して決まりまで作られている。

それに、とがっていること自体にも意味はあったらしく、
お城の屋根がとがっているのと同じ理由で権力的な誇示もあったそうだ。

だからって靴まで・・・



魔女の靴というのと一体どう関係があるのか。

そこまでは分からないのだけど、いろいろと資料を読み続けているうちに
あれこれ推測が頭の中を飛び交う。




shoes1.jpg



昨日の帽子と同じで、もうイメージの中で魔女の靴はとがってて。
そしてよれよれで、靴というかスリッパのようにも思えるイメージ。
ブーツの場合もあるようだが、私の中では浅いペタンコの靴。

これはイメージに近いな、と思った当時の靴を見つけたのだが、
もう何というか・・・ クリームの搾り出し袋のようだった。
先が長くてよれっとしていて、靴底にアーチなんて使っていない。
踵と甲を繋ぐサイドはとても浅く、履いていて脱げないのが不思議な形。


だけど魔女のおばあさんが履いている姿、を想像するとぴったりくる。
現物は履き古したぼろぼろの靴だったが、作りをノートに写してやってみることにした。


大変だな、と思ったのは縫い付けるところくらい。
後はそんなに大変なこともない。
縫い着ける時、もう少し大きさがあるのならぐっと楽になるかもしれない。
下手に小さいほうが針の太さや長さによって縫いにくい箇所が出る。

縫いあがってしまえば、あとは靴底にもう一枚床革を当てて終了。



出来上がった小さな靴と、昨日の帽子を並べてみる。

こんな帽子と靴で登場する鉤鼻のおばあさん。
ちょっと笑ってしまった。
これは目立つだろうな、と思って。

だけどやっぱり子供の頃から『魔女』と聞くと思いつくのはこの格好。
これさえ着ければ皆魔女らしく見えてしまう。



本当のところは、結婚しても早くに不幸で夫を亡くしたり
子供たちに先立たれて一人で生活することになってしまった女性が
よく魔女扱いされたというが。

薬草や生き物や季節に詳しい女性だったりすると余計に恐がられる。
まして人間嫌いになってしまったりとなれば尚一層疑われる。

噂話一つで人が命を断たれる時代に、一人篭って生活していた女性のほうが怯えていただろう。



そういえば余談だが、私が以前出会った人間の一人に『昔』を見る人がいた。
嘘のような本当のような話なので、人によっては眉唾だと思うけど、前世が分かるとか。

その人が私と最初に出会ったとき、
『Eaさん、魔女でしたね』と言われたことがある。
「なに?」と思ったが私は黙って聞いていた。
いろいろと魔術に関わった人生だったそうだが、若くして終わった、と言われた。

その意味はやはり当時の犠牲になったということだったのだろうか。

どの道、それが本当でも今の私がどうになるものでもないが、
確かに現在の私は弱い立場への偏見が大嫌いである(笑)
子供のときから差別に対してとても敏感な子だったが、理由はどこにあるのやら。

もう一つ、魔法に興味はあるが、魔術はキライだ(笑)
私は神様の恩恵をちゃんと知って生きているので、悪いものの力はキライなのだ。




余談が長引いた。

ここのところは涼しくなって、やっと虫の声が秋らしくなってきた。
黒尽くめの魔女のことを考えていると、涼しい夜空に何か見えそうな気がしてくる。

紺色の夜空に黒い影。

月の前を横切って、何かが一瞬、幻想を見せてはくれないだろうか。






shoes2.jpg



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