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できること

.20 2010 未分類 comment(0) trackback(-)
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最近は少し静か。

これはとても良い状態だ。と思う。
今夏は散々だった分、凪がきてからの日々も神経の奥では緊張が消えなかった。
少し前から、その緊張もちょっとずつ落ち着きを取り戻している。



私が相談を受けていた人たちも数人いたのだが、徐々に波が落ち着き始めている。

二人、その中で全然状況が回復していない人たちがいるのだが、
その人たちにあった時間が流れていくことで、必ず変化していくだろうと思う。

一人の人は悪化している、という。
一人の人は抜け出せない、という。

この人たちは当然全く繋がりもないし、年齢も環境も住んでいるところも違う。
勿論悩みも違うし、問題もそれぞれ大きい。

一人は自分の状況に悩み、もう一人は他人の状況に悩んでいる。

どちらの人も、誰に相談したところで解決の糸口がないことを知っている。
そういう種類の悩みだ。


私に出来ることはなんだろう、とこういうときいつも考える。
その人たちの話を聞くのだが、本当にただ聞くのみしかないのでは、と思う時は多い。

私に意見でも求めてくれば私も喋るが、
悩みを話してくれる人には2種類いて、意見を集める人と、何も言わないでほしい人に分かれる。
解決の糸口が他人にないと知っていて悩みを話す人は、大体が後者。

何も言わないでほしいけれど、心を言葉にしていたくて話をしに訪れる。



私に出来ること。

私は自分のこともちゃんと救えないくらい脆さのある人間だ。
それに碌に言葉も知らないから、一生懸命考えて励まそうとしても上手く出来ない。
肩を貸して荷を軽くすることも出来ないし、勇気の出る言葉も伝えられないのだ。

悩みや問題は個人個人の課題であって、理解を深めれば深めるほど、下手なことが言えなくなる。
相手にとって、「私ならこうする」とか「普通の場合なら」などはとっくに聞き飽きた返答なのだ。
それで片付くうちは悩みを引きずらない。
それで片付かないから、意識を変えてみたり視点を変えてみたり行動を変化させたり、
あの手この手で何とか問題を落ち着かせる努力をする。
そんなふうに問題を両手に抱えて生きている人たちに、ありきたりのことは出来ない。

人からの大きな悩みを聞くたびに、毎回このことを考えている。




最近になって、何となくどうするのが良いのか理解し始めた。

合っているかどうかは分からないが、これまでの経験を一面に並べてよく見つめた感じの感想。
私の出来ること・私のすること・・・


私はずっと、悩みを聞くという立場は答えも持っていなければいけないと思っていた。
もしくは答えを導く手伝いを出来なければ、と捉えていた。

でもそれはお医者さんの場合に求められることだと気がついた。
お医者さんは患者さんが回復するその日まで、きちんと動ける知識や行動が求められるからお医者さんなのだ。
知る人しか知らないボランティアの一環で相談役をしている場合は違う。


解決を求めないで訪れる人に、だけど何とか力になりたいと思う気持ちはあって良いと思う。

ただ、それが励ましや力添えの意味を伴っているかどうか、その認識はどこにあるのか。
これらは本来は別のことであって、会話をする人との間に常に発生していない。

寄り添う人の役目。 励ます人の役目。 解決に導く人の役目。

皆、別々の特性がある。
一人で三役可能な人もいるけれど、相談役にも個性があるのだ。
私自身は三つに分けた内のどこにいるかを考えたら、寄り添う人の役目だった。


こうして分かってくると、出来ることも見えてくる。


励ますことは上手じゃない。
問題を解決できる力もない。
でも、側に座って聞くことなら出来る。

何時間もの窒息しそうな沈黙も、音にならない痛みが分かるから共有できる。

同じことを愚痴っていたって、進めない足取りにうろたえる気持ちが分かるから聞ける。

心が疲れた時だけ訪れる、そういう扉を開けておくことは出来る。


寄り添うだけだけど。 一番地味なことだと思うけど。
きっと、寄り添うだけ寄り添われたら、そろそろ次に行かなきゃ、って思うんじゃないかな。
次の段階は、励まし上手な人に笑顔をもらいに行けるんじゃないかな。


もしもそうなら、寄り添うだけの時間も結構大事かもしれない。


できることを丁寧に。
厚かましくならないように、迷わせないように、期待はずれの言葉を言わないように。
一心に。 心を傾けて、相手の思いや本音を聴こう。

多分、これができることなんだ。





悩みが終わらないまま、私の元を訪れる相談者の二人の人。

『問題はきっと終わる時が来ます』と心の中で呟く自分がいる。
決して口には出さないけど、『苦しい時間を一緒に頑張ろうね』と心の中で言う。
助けたいけど助けられないから、せめていつでも倒れこめるように扉を開けておく。


これも直にはいえないけれど、
本当はいつも言いたいことがある。

『あなたはすごく頑張っています、ちょっとぐらい頑張らないでも良いと思うよ』
『痛みの元は異なるだろうけど、どれくらい痛いか理解できます』
『無理しないで下さい』


心の中で声をかけながら、悩みを聞き続けようと思う。








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