スポンサーサイト

.-- -- スポンサー広告 comment(-) trackback(-)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

この手の内から

.01 2010 一滴の栄養の部屋 comment(0) trackback(-)

今日は写真を撮っていない。
カメラのことをすっかり忘れていた。



搬入に出かけた今日。

着いたのは家を出てから1時間半後。
展示の荷物を持って、ギャラリーに少し緊張して入った。


車中での1時間半の間、特に緊張していなかったのが嘘のように感じた。

見る見るうちに皮膚が白っぽくなって唇が乾き始める。
血管がぐっと細く締まっていく感じ。
手や指がどんどん冷たくなる。
体は熱がこもって汗をかいていたのに、指が水のように冷たくて驚いた。


でも体の反応に対して、下準備の時間は実際とても快いものだった。


臆病な性格がびくびくしていた中、
心は待ち侘びていた現実を両手を広げて抱きしめていた。

他の作家さんの人と少し喋れて、それも楽しさに輪をかけた。

小さなギャラリーの中に、それこそひしめくように数々の『手作業』の宝石がきらめく。
見ていて感心するばかり。
話しかけてみて、どうやって作っているのですか、と聞くのが楽しい。
答えてもらうと驚くし感動することが沢山。
すごいな、すごいなぁ、と思う気持ちが溢れかえった。


私の話も聞かれて話したが、そこは緊張しているのでちぐはぐな話ばかり。

何だか上手い具合に答えられなくて、恥ずかしかった。
でも皆良い人で、そんな下手な説明しか出来ない私の話もちゃんと聞いてくれた。

あっという間に2時間が過ぎたけど、本当に楽しかった。




搬入なんて久しぶりだ。


絵を描いていた時以来だから、もう彼是5年くらい経つのだろうか。


絵の搬入は東京や地方だったので、私が直に行くことはまずなかった。
枚数もあったし、大きさもまちまちで、当時車のない私に運べるようなものではなかったから。

梱包して送り、そして数週間後に梱包されて帰ってくる、の繰り返し。


展示の回数は少なかったけど、記憶にある私物の搬入はそのくらいだ。


おかしなもので、嬉しいはずなのにあまり感動していない自分がいた。
(2~3年前、お誘いあってモキヨの本の絵を展示したのは感慨深かったが、それ以前は別)


多分、人任せだったからかな、と今思う。
絵がかけられた壁を見るのも写真越しだったし、
私の絵の前に立ち止まる人々を見るのだって写真の一枚のみだった。
頭で嬉しいのは分かっていても、写真を見つめながらにこっとするだけ。

ギャラリーの人が展示の様子を電話で伝えてくれてもそれは同じだった気がする。


人任せを選んでいたというわけではないけど、
たまたま近くに出せるギャラリーと縁がなかったことが感動を少なめにしていたのか。

そう思うと、今回は自分の手で行なえる一部始終が嬉しくて当然なのかも。



白い壁と白い棚を前に、釘を打ったり、取り付けたり。
配置を見たり、見易さを考えたり。

そんなちょっとしたことが、1時間を10分くらいに感じさせるほど面白い。

合間に会話があったり、作ることの話が聞けたり、
そういうのも時間をぐいぐいと短くしているような気がした。




明日。

明日から展示会が始まる。

この手の内から生まれた者たちが、ほんのちょっとの時間私以外の人々の目に映る。
その人たちの手に乗り、匂いがわかる距離に近づく。


ずっと世捨て人のように暮らし続けて作り続けた年月が、
突然日の光に当たったみたいな気持ち。

こんなに明るかっただろうか、とまじまじ目を凝らして驚いている。


どんな時間が流れても、
それが私の望んだことだ。

楽しみだ。






スポンサーサイト

comment

post comment

  • comment
  • secret
  • 管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

ea

Author:ea
EA/ 絵描き・端革細工作者

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

最新記事

カテゴリ

HP・端革細工の回廊

Gremz

クリック募金

National Geographic

天気予報

天気時計

Amazon

日本語→英語

最新コメント

RSSリンクの表示

リンク

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。