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11月・Favori展示 

.18 2011 一滴の栄養の部屋 comment(0) trackback(-)
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今日は展示の初日だった。


昨日、搬入でここに来ているのだが、私は飾りつけなど上手じゃなくて
どうして良いか分からず、だらだらと、ただ並べる行商のようになっていた。
しかも昨日は2時間くらいしかおらず、このうちの半分は喋っていた気がする・・・


今日ギャラリーに入ってみると、昨日になかった小道具が増えて、
置いてあるものの見せ方もずっと良くしてもらっていたので嬉しかった。

主催の人が、目を引くよう・雰囲気が出るようにいろいろと工夫してくれたのだ。



小さなものばかりで、総数60数点。

作品は本当にささやかなのだが、それでも居場所をあてがってもらい、
丁重に扱われているのが伝わってきて、とても有難いと思う。

この小さなものたちが、幾つ旅立つのだろう・・としばらく眺めていた。




11時。 今回のギャラリーは、ゆっくりと人がやってきた。
数人のお客さんがやってきて、その人たちがギャラリーを出る時にまた誰か入る。
そんな感じだった。

6月の時はさながらバザーのような熱気があったが、
11月の今回はイメージ通り、展示場という空気が流れていた。

人で混むということはなく、だけどちらほらということもなく。


6月の時にも会いに来てくれた銅板作家さんは今回も再びいらしてくれて、
展示された様々な作品を見ながら、いろんな話が出来た。
取り留めのない話が続く中で、今度二人で一緒に展示がしたいね、と話した。
銅板作家さんの絵が並ぶ壁に、私も並べさせてもらえるのかぁと思うと、
何だかすごく貴重なことを体験できるような気がして、嬉しくなった。

鉛筆で描いた私の3枚の絵は、そんな私を見下ろしながら何を感じただろう。



壁にかけてある絵は何枚もある。
私も参加させて頂いたが、画家兼創作作家の『サクマユウコ』さんの絵や、
ペンで一筆書きを描くイラストレーターの『nog.』さんの壁2面に貼った絵の数々。


サクマユウコさんの作り出す作品群は、いつ見ても感心してしまう。
この人の絵は格段と印象深い。 
彼女の絵が何枚も並ぶと、そこに立つだけで彼女の思い描いた森の中に佇める。
豊かで、感性が溢れる、多彩な命を抱える森のそれが感じられるような絵。


nog.さんの絵は、何のためらいもなく一気に引かれた自由自在な線で描かれている。
よくよく見ても、どの絵にもつまづきが見当たらないのだ。すーっと線が流れている。
どの絵も、紙に直に、ペンで一気に描く・・・とnog.さんに昨日話しを伺っているが、
私のような躊躇しだらけの描き方からは想像できない気持ちよさのある、木の絵が並ぶ。



絵をゆっくり鑑賞して、展示作品もじっくり見て、
お客さんは時間をかけて見ることが出来たんじゃないかな、と思った。




私も時折、人がすっと引く時には、他の作家さんの作品をじっくり見ていた。



レースを編む『Merrys mouse』さんの華やかな机の上は、
いつ目が留まっても、そこだけ春のようで、
透ける花の如く編まれた繊細なレースの花畑が、どんな女性の興味も引く。
大人の女性も、小さな女の子も、かわいらしい花畑に立ち止まるのだ。


『Blueberry Accessory』さんは、ビーズがちりばめられたような作品が見事で、
少量ずつのビーズを使った作品も、センスのある人が使うと、こうも違うかと。
大量にビーズをちりばめたブレスレットなど、モザイクのステンドグラスのようだ。
どこかエキゾチックな感じがあり、どの作品もどことなく異国の雰囲気。


『Bulles en ciel』さんのガラス細工は、まるで色とりどりの光の珠。
それぞれに合わせたネックレスチェーンが、一つ一つをなお一層魅力的に見せている。
窓の光の入る机の上に飾られた光の粒が、しとやかに艶やかに存在感を持っていた。
どこに出しても人気がある理由が分かるガラスの持つ光彩が印象的だった。


『Bisoa』さんの布のバッグやストールは、ほっこりした生地と色で作られていた。
どのバッグもすっきりした使いやすい形で、必ず異なる刺繍が施されている。
スパンコールのゾウや、スティッチ、葉や花、どれもこれもバッグに個性を伴わせて、
きちんと合わせられた内袋まで行き届いた作りなど、丁寧な手仕事に学ぶことが多い。


『トオル』さんは毛糸の編み物作家さん。
帽子や、体を包みこむストールのような作品は、毛糸の編み方で殊更暖かそうに見える。
柔らかくて、ふんわりした毛糸の編み模様を見ていると、何とも懐かしい温もりを思い出す。
何人ものお客さんが鏡の前で、暖かく優しい毛糸の作品を身につけて楽しそうだった。




こうして見ていると、いつも感じてしまうのだが、
私はもっと頑張らないといけない気がしてくる。

どの作家さんもとても良い作品を、本当に惜しみなく出している。


私はどうなんだろうな、とちょっと振り返ってしまうのだ。
いつでも一生懸命だし、いつでも真剣なのは何も変わらないけれど、
もっと頑張ったほうがいい気がしてならない。





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そんな胸中、こうしてふと、心を和ませてもらえるものを見つけた。

これは6月の展示の時に出したペンケース。
買ってくれたのは主催の人。
 
ちょっと風変わりな気さくな人で。
何が風変わりかというと、私のものもこよなく気に入ってくれる人なのだ。
野性味の強い・・というか、アクの強い私の作風を誰よりも愛でてくれている。

あれ以来、ずっと使い続けてくれているという話で、
シュリンクのペンケースはすっかり彼女のお供になっていた。

ちょっとはねっ返りの強いカブセだったのに、大人しく落ち着いている様子に
自分の手を離れた作品の一人立ちを見た気がした。




favori-2k.jpg



写真はぶれてしまったけど、このフェティッシュ・ポーチもそう。
これはサクマユウコさんに使ってもらいながら、すでに1年。
鹿の革は風合いも良く、くったりしたフリンジが1年経過を物語る。

こういう時、何だか、会えて嬉しいというような、ちょっと不思議な感覚になるのだ。



色を変え、質を変え、雰囲気を帯びて、
私の作った、そのときの精一杯が、誰かのもとで時を刻み過ごしている。

今回ここで旅立つものたちも、そうして皆それぞれの時間を過ごすのだ。


いつでも頑張っていきたい、と心が温かくなった、展示会初日。









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