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物語の皆に

.12 2011 革の部屋 Leather comment(0) trackback(-)
chicka.jpg




今年は数えるくらいしか作らなかった、『お話の中のもの』。

改めて写真群を眺めていると、ちょっと驚く。
これしか作っていなかったっけ?と、なる。

思い出してみると・・・ いや、思い出せない。だから、やっぱり作っていないんだ。


こんな少なかったっけ~?と認めたくないまま、
なぜか反省めいたものを心にちくちく感じて写真を見つめている。

今年は実用的なものを多く作ろうと思って動いていたのは確かだけど、
・・・分かっていたはずなんだけど、
何となく後ろめたい。 何でだか、妙な後ろめたさがある。


来年は、今年学んだことを自分の見たいものへの力に変えていこう。


そう思うことで、ちょっと言い逃れをしているようなものの、
来年実現すればそれで良い、と心に言い聞かせている・・・



それにしても日常では四六時中、思考は別の世界に浸かっているのだが。







otter1a.jpg



最初の写真の『ヒナ』は、今年のイースター前に作っていた気がする。
写真を載せたわりには、特に「話」は関係なかったかも・・・

そうだ。少し思い出した。 卵の殻を見て、ヒヨコ作ろう、と思ったのだ。
う~ん、話しどころではなかった。 思いつきか。



でも上のカワウソは、ちゃんと話がある。

ヴァイナミョイネンという魔法使いの話を読んだのだ。
本はエッダだったかなぁ。 
この時、落ち込んでいて、本棚にあった本を何冊か適当に選んで読んだ中にあった。

有名な魔法使いであり、冒険者である、ヴァイナミョイネン。
彼が敵に捕まったときに、喜ぶ敵を尻目にカワウソに姿を変えて逃げてしまったという話。


そんな、ピンチをものともしない魔法使いの話を読んで、私は少し元気になれた。
それで魔法使いのカワウソを見たくて作ったのだ。
 





happa3_20111212184641.jpg



ただの葉っぱ?、という人もいるだろう。
そして、なんの努力もしなくて良さそうな出来・・・とも思うかもしれない。

しかしこれにもちゃんとあるのだ、大事なエピソードが。


ギリシャ神話はいくつも好きな話があるのだが、
その一つにピレモンとバウキスという名の老夫婦の話がある。

とても親切な心の夫婦で、ゼウスと息子ヘルメスがやつした旅人をもてなす。
他の村人には冷たくあしらわれたので、老夫婦の歓待が嬉しくて、
ゼウスとヘルメスは彼らを助けて、村を水に沈めるのだ(そこまでしなくても)。

その後、老夫婦はゼウスの神殿の番人になる。
何か願いを叶えてあげよう、という神々の申し出に
番人になることと、『この世を去るときは二人一緒にお願いします』ことを
願った夫婦は、最期の朝、樫の木と菩提樹の木に変わる。


その樫と菩提樹の葉っぱ・・・ を作った。

作りがどうとか、そこは触れてくれるな。
こうした雰囲気のほうが良い場合もある。







lago2a.jpg




黒い牛の話を知っている人もいるだろう。

実はこの黒い牛の話は、ヨーロッパ中に、名を変え立場を変え、残っている。
始まり方や物語の進み方は異なっても、要所は同じ。

3人姉妹が、順々に結婚を申し込まれるのが始まり。
上の二人は王子と結婚したのに、なぜか末娘を迎えに来たのは黒い雄牛だった。
うわっ、と思うものの、牛と結婚するのが未来と定まっていて、
渋々彼女は牛の背に乗って長い旅に出るのだ。

不思議な黒い牛は、魔法にかけられた王子だったのだが、
娘が約束を破ってしまって、後一歩で人間に戻るところを別れて離れてしまう。

娘はさらなる旅路を決心して、夫なる黒い雄牛を探し続けるという話。


もしかしたら、この黒い雄牛はいたのかもしれない、と思った。

そして本当に欧州を駆け抜ける旅をしたのかもしれない。
あちらこちらで、草原や谷間を駆け急ぐ、逞しい黒い雄牛を見かけた人たちが、
その背中にまたがったうら若い女性との魔法がかった恋物語を紡ぎあげたのだろうか。


ああ、私も見たかった・・・ と、思ったら、つい作りたくて作った黒い牛。






こんな具合で、お話の世界は実に胸躍る浪漫と楽しさに満ちている。

今年、こうしたお話の中のものを表現する時間が少なく終わるのだが、
来年はもっと、想像している様々な姿を表していきたいと強く思う。


物語から飛び出してきた小さな皆に、いつでも会えるようにしたい。 


いつでも、側にいたいなぁ。

そうしよう。







door1b.jpg



そういえば、どこでもドアも作っていた・・・









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