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新年

.04 2012 一人芝居の部屋 comment(-) trackback(-)
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新年になり、数日が経った。
最初の3日間くらいは、と思い、PCは閉じておいた。

普段から、私はテレビを観ることもないし、ラジオも聴かない。
そんな生活なので、静かに静かに元旦はやってきて、
静かに静かに新しい年が始まった。


やってきた新年は暖かく、雲が多くて、少し曇りがちな最初の日になった。
夜になると少し雨が降り、土は、昨年から続く連日の乾燥から年明け一番に救われて、
翌朝2日には黒いしっとりした土が朝陽にきらきらしていた。
かさかさになっていた土にも天の恵みが降り注いだ。

2日の日、私は海へ行った。
黒い岩場が広がる、太平洋に面した美しい海は、青く碧に輝いていた。
見渡す限りに何もない、水平線が一筆で書かれたような海。
強い風に背中を押されながら、砕けた貝で出来た浜をのんびり歩いていた。


昨日今日もあちらこちらへと近場に出ていた。

人は多いけれど、賑やかというわけではない。
家族連れが目立つけれど、正月の家族連れは老人も多かった。
皆が家に帰ってきて集まる数日間を、家族同士で聞こえる程度の話し声で大切にささやき合う。
それは稀に会話するわずかな時間をそっと守るように見えた。

きっとこの時期は、日本人にとって、特別距離が変化する時期なのかもしれない。


住んでいる場所が温暖な地域のため、風も暖かく、空気もそこまで冷たくない。
日が出ている分には、野良猫も観光客の来ない駐車場を、広々したマットレスのように使う。
正月だから、というのでもないだろうが、トビも鳴き声を早々に響かせることなく優雅に空を泳ぐ。
多分明日あたりからまた、笛の音のような声で歌い始めるだろう。

子供の頃、近所の子の一人二人は、羽子板なんかで遊んでいたが。
着物の子供の羽子板から外れた羽も落ちてないのが最近だ。

狭い路地に出ている子供は、大人顔負けのダウンジャケットと素敵なブーツを履いて、
もらったばかりのお年玉を自慢し合っている。
テニスやりたい~と話す足の長い女の子は、羽子板で遊んでも楽しいかもしれない。

海沿いでは、凧揚げをしている人が多かった。
凧はやたらと格好よく、風に乗る原理をつかんだ作りとやらで、名前は何とかカイトと呼ぶらしい。
黒や銀の翼を広げた何とかカイトが正月の空を誇らしげに舞っていた。

一日二日でおせち三昧に飽きた家族が外食へくりだすのを見越した商店街は、
正月早々、目出度そうなのぼりを掲げて元気に商売をしている。
おせちはおせち。正月はありとあらゆるご馳走が食べられる時、というのも定着した気がする。

いろんな形で、日本の正月は正月らしい変化をしている気がする。





カトリックで育った私は、お正月は何をするのか、どうするのかをよく知らない。
他所の子供たちが過ごしているお正月のあり方などを、お正月のイメージとして記憶しているのみ。

でも今年は、ささやかなお祝いの料理を少しだけ作ってみた。
おせち料理と呼ぶには如何せん届いていないものだったが、
本を読んだり人に聞いて分かった範囲で、そうした気持ちを込めて作ることは出来た。

そして藁や竹の飾りを家に付けることはしなくても、
自分の側で常にいてくれる見えない力に新年を迎えた感謝の祈りは捧げる。
ここから一年、どうぞ宜しくお願いいたします、と挨拶をする。


私は違う宗教だけど、この国は、豊かな顔ぶれで実に多くの神様が住む国。

人の世の流れが様々な変貌を目まぐるしく続けていても、
多くの神様たちは今昔変わらず、いつでも見つめていてくれる。
と、思う。



どうぞ多くの人に良い一年になるように。
守られていきますように。


心を込めて。 明けましておめでとうございます。







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