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パステルの絵

.24 2009 未分類 comment(0) trackback(0)



絵を見て思い出す時期がある。

昔よくサッカー選手を描いた。
この人はバッジオという人で、素晴らしい選手だったから知っている人は多いと思う。

この人以外の選手も描いた。一瞬の動きのある絵を描けるのが嬉しかった。
パステルを使い始めてからだった。


私は絵を習ったことがないため、技術等に全く疎い。
いつもらったか忘れるほど長い時間しまっていたパステルの箱を見つけた時も、パステルを前にどう使うのか分からなかった。

それまで色のある絵は苦手で描かなかった私にとって、パステルはただ、色付きチョークだ。
でも、苦手で遠ざけていた絵の具や、技術あってこその色鉛筆の難しさに詰まっていた時だったので、12本のカレーパステルは簡単そうに見えた。

擦れば色が広がって、重ねて塗れば塗ったところだけ混色する。
初めて使う画材を、部屋の隅にあったダンボールに擦りつけた。
思ったように上手くいかないと感じても、指でぼやかしたり練り消しで色を落としたりしていくうちに夢中になって描いていた。

いつの間にか日は暮れて、部屋が暗くなった頃。
気がついたら今迄で一番ちゃんと描けていた。
その時、私はやっと自分の描きたい絵を描けた気がした。

その時は、デル・ピエロという人だった。
引越しでダンボールはどこかに行ってしまったけれど、私はこの時から色のある絵を一生懸命描くようになった。

汗をかいた顔の光や、ライトで陰影の濃くなった顔、日光に向けた顔、試合前の緊張と冷静を見せた顔、ボールの行方を願う数秒の表情、ユニフォームではない時間の顔。様々な表情と明暗。
パステルは、それまで未熟で越えられなかった部分をいきなり渡らせてくれた。

描きたかった絵。
出来るはずなのにと悩んだ絵。
それが次々に目の前に現れていった。


パステルの使い方は本当は全然違うのだろう。
描き始めてからしばらくして、パステル画の画家の絵を見る機会があって、その絵はパステルでしか出来ない特徴のある絵だったから。


あれから何年も経った。

パステルで描いたあのときの絵を見ると、自分の努力が詰まった時こそ開くものを見つける大切さを思い出す。

それはすごいオマケだった。
いや、絵が描けるようになったことがオマケだったのかも。


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